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米海軍の演習の目的

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米中両国がお互いに対抗するように演習を繰り広げるというのは、一つの時代の始まりなのです。そのことを我々はもうすこし深く考える必要があります。

 月間ダイヤモンドのオンライン版では、三菱商事をけなす記事があったと思うのですが、その背後には中国に肩入れする伊藤忠万歳という主張が隠れているわけです。たまったものではないですね。繰り返しますが中国の夢は人類の悪夢なのです。ですから、中国の覇権は何としても阻止しなければならない課題なのです。これは人類の存続に関わることでもあります。単に金が儲かれば良いという事では決してないのです。話が脱線しましたが、今回の軍事演習についてロイターが伝えていましたのでご紹介します。

「中国はまた、国防総省と近隣諸国によって批判されている軍事訓練を実施する一方で、米国の空母2隻が土曜日に南シナ海で演習を行った、と米国海軍は語った、
中国及び米国は、新しいコロナウイルスからの香港への貿易へのすべての上の緊張した関係の時に戦略的な水路の緊張を刺激しているといってお互いを非難した。
USS Nimitz 及びUSS ロナルドレーガン南シナ海の作戦及び練習を 「自由で、開かれたインド太平洋を支えるために、実施する」と米海軍は声明で述べた
米海軍は、演習が南シナ海で行われていた場所を正確に言及しなかったが、それは約1,500平方キロ(900マイル)に及び、その90%は隣人の抗議にもかかわらず、中国によって主張されている領域に隣接している。
目的は、我々が地域の安全と安定にコミットしていることをパートナーや同盟国に明確なシグナルを示すことだ」というジョージ・M・ウィコフ少将の発言は、この演習を最初に報じたウォール・ストリート・ジャーナル紙に引用された。
ロナルド・レーガン率いる打撃群の司令官であるウィコフ氏は、今回の演習は中国が実施している演習への対応ではないと述べ、国防総省は今週、「(中国側の演習は)緊張緩和と安定維持の努力に逆効果」と批判した。
中国は金曜日、演習に対する米国の批判を退け、緊張を高めているのは米国のせいだと示唆した
米海軍によると、米空母は南シナ海を含む西太平洋で長い間演習を実施してきた。ある時点で最近、米国に地域の3 つのキャリアがあった。
中国は先週、ベトナムと中国が領有するパラセル諸島の近くで7月1日から5日間の訓練を予定していたと発表した。
ベトナムとフィリピンもまた、計画された中国の訓練を批判しており、地域に緊張をもたらし、北京とその近隣諸国との関係に影響を与える可能性があると警告している。
米国は、中国の広大な石油・ガス埋蔵量を利用しようとする可能性のあるアジアの近隣諸国を威嚇しようとしていると非難している。ブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾、ベトナム南シナ海の一部を領有しており、毎年約3兆ドルの貿易が行われている。
米国の声明によると、今回の演習は「米海軍だけが指揮できる」柔軟性と能力を指揮官に与えたという。」

U.S. sends carriers to South China Sea during Chinese drills - Reuters

本格的な衝突に至る少し前の檀家ということがよくわかります。

結局の所、政治と経済のどちらが優先されるかといえば、圧倒的に経済より政治、特に国際政治なのです。どれ細経済が優れていても、政治でほころんでしまえばそれまでなのです。ここまで軍事的対立が明らかになっているのですから、米中が友好的に経済繁栄を目指すという方向性は完全にあり得ないのです。日本の財界人もそろそろ目を覚ますべき時期でしょう。