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空母二隻による演習

 

 

 

  いよいよ米中戦争のきっかけぐらいは始まりそうです。

 すぐに全面戦争とは成らないまでも、東シナ海南シナ海ではこれまでになく緊張が高まっています。

「 米海軍の2個空母打撃群が9日、南シナ海で合同演習を実施した。南シナ海を巡っては数日前にも米ミサイル駆逐艦が、中国が実効支配する西沙(パラセル)諸島付近を航行したばかり。
 米海軍によると、セオドア・ルーズベルト空母打撃群とニミッツ空母打撃群が「相互運用性および指揮・統制能力を高めることを目的に多数の演習を実施した」という。南シナ海での空母2隻によるオペレーションは2020年7月以来。
 中国外務省の汪文斌報道官は9日の定例記者会見で、中国は主権と安全を確保するために必要な措置を取り続けると表明した。
 米海軍第7艦隊は5日、ミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が「航行の自由」作戦で同日、西沙(パラセル)諸島付近を航行したと発表した。バイデン政権発足後、同海域での作戦実施は初めて。
 ニミッツ空母打撃群のジム・カーク司令官(少将)は発表文で「あらゆる国が国際法の下で享受しているこの海域の合法的な利用を確保することにわれわれはコミットしている」と表明した。
 中国は南シナ海で実効支配している諸島付近で米軍が航行を繰り返していることに激怒しており、故意に緊張を高めているとして米国を非難している。」

米海軍、南シナ海で2個空母打撃群の合同演習を実施 | ロイター

  米海軍は航海の自由作戦を行った際にバイデン大統領には報告がなされていなかった可能性があります。というのも、バイデンの演説で航海の自由作戦が言及されていなかったためです。少なくともバイデンが海軍の強い支持を得ているわけではなさそうだとは言えます。ですから、極東の問題に関しては軍が一人で戦略を立て遂行するということになっているのではないでしょうか。不正で大統領になっただけに、軍になかなか強硬な姿勢をとれないのかも知れません

 それはさておき、今回の訓練内容から判断するなら、実戦を相当意識した者となっています。空母出すんですから、対空母弾道ミサイルは恐れるに足らずと考えているのでしょう。まあ、中国側も低く見られているので激怒している最中でしょう。しかし、このようにはっきりと実力差を誇示されれば、おいそれと台湾侵攻とは成らないでしょう。軍事力を見せつけることが、平和になる唯一の方法になりつつあります。日本も尖閣周辺海域で実弾の発射訓練を行えば良いのです。中国側の誤解を誘うような行動がどこまで出来るかで、日本が守れるかどうかが決まるでしょう