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香港の変わりは海南島

海南島&厦門夜の歩き方―すべて現地見聞録

東洋のハワイと呼ばれる海南島。次の開発の焦点は海南島のようです。

 「 中国政府は、海南の自由貿易港の開発を後押しするために国家予算から35億元(約4億9500万ドル)を割り当てる、と発表した。
 ウェブサイトによると、決定は、開発と改革のための中国の国家委員会によって先日行われた。割り当てられた資金は、観光インフラの作成を含む長期的なプロジェクトの実施に向けられる。それにくわえて、当局は効果的に新型コロナウイルスの普及を防ぐために資金を使用する予定である。
 これに先立ち、中国共産党中央委員会習近平国務院は「海南自由港設立大綱」を発表し、それによると、同島の政権は2025年までに多くの重要な社会・経済目標を達成するための効果的なシステムを構築し、10年以内に地域の発展のための革新的なメカニズムを決定的に強化する意向を示した。
 2018年4月、習近平国家主席は、中国当局は海南をグローバル化に積極的に巻き込み、外国人投資家を島嶼部に呼び込む意向を示した。当局によると、2050年までに、同島は先進的な経済、発展した観光、一流の科学・技術・金融の可能性、現代医学を備えたユニークな国際クラスタになるべきだという。世界で最も優れた大学の支店と世界で最も強力な企業のオフィスは海南島に配置されます。」

https://tass.com/economy/1171673

2050年という年号からもわかるように、建国百周年の党大会は開発の進んだ海南島で開催するという意欲が透けて見える記事です。しかし、そのまえに、結党百周年である来年2021年は台北で党大会を開くことになっていたのではなかったでしょうか。

 敢えて言いますが、独裁国家72年で消滅するルールというのがこの地球上にはあります。ロシア共産党体制が1917年に成立し、1989年には消滅しました。それから逆算すれば、1949+72で2021年になります。ですから、来年中国共産党が消滅するのかも知れません。まあ、これはジンクスのようなものですから、気にするほどではないのですが。それでも、自信を持って言えるのは現在の中国共産党体制はあと10年は持たないと言うことです。今話題の三峡ダムが崩壊すれば、中国共産党はぶっつぶれるのではないでしょうか。

 そして何よりも覚えておかねばならないのは、習近平の唱える「中国の夢」は、人類の悪夢に他ならないという事です。中国という国家はこの世から消滅してもらわねば、地球が持たないでしょう。