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コロナのために侵略します

侵略!イカ娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)

「侵略、侵略、侵略、侵略、イカ娘」というOPが耳にこびりついて離れません。

  中国共産党も、経済が下向きで、コロナのお陰で多くの国民が亡くなり、海外に医師を派遣しても、「やっぱり中国が悪い」という国際世論を突き崩すことができませんでした。重要なのは、習近平共産党内部の権力抗争で敗北する目がでてきたことでしょう。何としても、自分の権力を維持するためには、テクニックが必要です。そのテクニックこそが対外強硬策であり、まさしく「侵略」行為なのです。

「 中国共産党習近平(シー・ジンピン)指導部は東シナ海南シナ海で強硬姿勢を示している。中国政府に所属する公船がベトナム漁船に体当たりし、台湾周辺では軍事訓練を増やしている。新型コロナウイルスの感染拡大が米軍の戦略に影響を及ぼしかねないなか、地域の緊張を高めている。
 2日、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島付近で、中国海警局の船艇がベトナム漁船に体当たりし沈没させた。ベトナム国営メディアが伝えた。実効支配する中国側では、海警局の報道官は「ベトナム漁船が法に違反して管轄する海域に入ってきた」と主張した。
 一方、領有権を主張するベトナム東南アジア諸国連合ASEAN)の議長国として、南シナ海の紛争防止に向けた行動規範の策定作業を進めている。そうした中での衝突に対し、ASEAN外交筋は「中国がけん制してきた」とみる。
 国務省のオルタガス報道官は6日の声明で、中国側が体当たりしたと報じられたことについて「深刻な懸念」を表明。新型コロナが世界にまん延するなか、中国は南シナ海の南沙(同スプラトリー)諸島の軍事基地内に新たな施設を建設しているとも指摘した。
 これにも中国外務省は「生態や地質を調べるための施設が稼働を始めた。米国は中国の主権を侵犯している」と主張。米中で再び批判の応酬が始まっている。
 中国軍は、民主進歩党民進党)の蔡英文(ツァイ・インウェン)政権が対中強硬姿勢を取る台湾周辺での軍事演習を増やしている。3月16日には戦闘機「殲11」などが台湾の南西海域で夜間訓練をした。この空域での中国軍機の夜間訓練は初めてで、防空識別圏にも接近。厳徳発・国防部長(国防相)は立法院(国会に相当)での審議で「脅威が増大している」と警戒感をあらわにした。
 習指導部は関係改善を探る日本に対しても領土・領海では一切譲らない姿勢を鮮明にしている。
 8日、沖縄県尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船4隻が相次いで侵入した。1隻は機関砲のようなものを搭載していた。領海のすぐ外側にある接続水域でも34日連続で航行した。過去最高ペースで姿を現している。
 中国の対外的な強硬姿勢は、新型コロナが絡んだ国内情勢も影響しているとの見方がある。中国国内でも景気の急減速に消費者物価の上昇が重なり、当局批判が広がりやすい。北京の外交筋は「習指導部が難しい局面に立たされているために、国内の目をそらすため、対外的に強く出やすくなっているのではないか」と分析する。」

中国、東・南シナ海で強硬姿勢 (写真=ロイター) :日本経済新聞

 結局軍事的挑発しか現在の中国にできることが内という事なのでしょう。コロナの問題は以前にお伝えした通り、少なくとも5月末までには一旦落着するでしょうが、それから、国際社会の中国への風当たりはツイスター規模になるでしょう。となると、中国も軍事的挑発で答えねばならなくなります。いよいよ米中開戦寸前にまで行くことでしょう。