FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

戦争におびえる人民解放軍

トランペッター 1/700 中国人民解放軍 002型 航空母艦 プラモデル 06725

 エスパー国防長官の罷免は、日本人なら、大統領選の本当の結果が出た後の混乱を軍を用いて抑えることにあることを知っているのですが、中国人の目にはそうは映らないようです。

 「 軍事アナリストによると、米国のマーク・エスパー国防長官の解任は、偶発的な衝突の危険性の増大と、国防総省による北京に対するより強硬な行動の可能性について、北京での懸念を引き起こしたという。
 エスパー氏の退陣は以前から予想されていたことである-彼は以前、ドナルド・トランプ米大統領と対立していた。しかし、北京は、米国の役人が北京と意思疎通を図ると見られていたため、今、緊張が急上昇する可能性があることを懸念している
 また、クリストファー・ミラー氏を国防長官代理に任命したことも懸念されている。
 「ミラー氏は特殊部隊の経歴が強い。彼は特殊部隊に入隊して指揮を執り、奇襲攻撃や冒険作戦を専門としている」と、北京に拠点を置く軍事専門家の周晟明氏は語った。
 米国防長官マーク・エスパー氏は9日、ドナルド・トランプ米大統領から解雇された。エスパー氏は中国とのコミュニケーションの準備ができていると見られていた。
 エスパー氏の退陣は以前から予想されていたことである-彼は以前、ドナルド・トランプ米大統領と対立していた。しかし、北京は、米国の役人が北京と意思疎通を図ると見られていたため、今、緊張が急上昇する可能性があることを懸念している。
 また、クリストファー・ミラー氏を国防長官代理に任命したことも懸念されている。
 「ミラー氏は特殊部隊の経歴が強い。彼は特殊部隊に入隊して指揮を執り、奇襲攻撃や冒険的な作戦を専門としている」と北京に拠点を置く軍事専門家の周晟明氏は語った。
 周氏は、米国がすでに台湾との安全保障上の関係を強化し、南シナ海の他の主張国との関係を強化したため、中国は "可能な軍事的冒険 "について懸念していると述べ、北京を落胆させた。
 エスパー氏は「安定している」と述べ、ミラー氏は特殊部隊に所属していたことから、中国に対して抜本的な行動を取ることを決意しているのではないかとの憶測を呼んでいたと付け加えた。
 先月末、米国大統領選挙の数日前に、中国と米国の国防当局者は、潜在的な危機の中で会談を急ぐことに合意した。危機コミュニケーション作業部会の初会合では、国防総省は、トランプ政権が南シナ海の中国の人工島に対する攻撃を開始するかもしれないという噂を否定した。
 海兵隊は月曜日、台湾との4週間の訓練を開始し、台湾海軍司令部は「台湾軍の戦闘能力を向上させるための日常的な米軍交流と協力訓練」と説明した。
 米海兵隊は合同訓練開始前に2週間の隔離期間を過ごしたことから、台湾への派遣決定は米国選挙のかなり前から、またトランプ氏がエスパー氏を解雇する前から行われていたことがうかがえる。
 人民解放軍に近い関係者は、北京は合同訓練を「自分たちの底力に挑戦するための動き」と見ており、南シナ海での紛争のリスクがあると述べた。
"台湾の[独立派]蔡英文政権はサラミ割り戦術を取っている。米軍が蔡英文政権に更なる動きを促すのは非常に危険だ」との見方を示した。
 「PLA指導部は、米軍の誰かがエスパーの解雇に続いて、リスクを冒して中国軍、特に南シナ海で偶発的な衝突を引き起こすのではないかといぶかっている。
 アメリカは、中国が日本、ベトナム、マレーシア、フィリピンなど東南アジア諸国と領有権を争っている東シナ海南シナ海の沖合で軍事作戦を強化している。北京は、アメリカの「航行の自由」作戦と中国の海岸や人工島の近くでの飛行監視を批判し、アメリカが中国の主権と国家安全保障に挑戦していると非難している。(後略)」

China-US tension: Beijing worries that Esper’s exit raises risk of military action and accidents | South China Morning Post

次の長官代理も特殊船やっていた人間だから、貴州を仕掛けるかもしれないし、エスパーが辞任しては話し合いもできないと絶望している人民解放軍の様子がよくわかる記事です。現時点でもう戦争の直前なわけです。習近平がバイデンに大統領選出おめでとうと素直に言えない理由がまさにこの点です。もしトランプが当選したら、あとでどうされるかわからないとおびえて震えているのです。仮にトランプが当選すれば、人民解放軍の絶望は深いものになるでしょう。