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今後強まる中国からの圧力

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今後、米中の対立が深まることは何度も指摘してきましたが、その上で重用になるのが日本の立ち位置です。大部分の日本人が日本は米国のサイドに就くと考えているかも知れませんが、中国はそう考えていないようです。

 「 9日に沖縄県尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入した中国海警局の船2隻は、10日午後3時現在も領海内にとどまっています
 中国海警局の船が領海内で確認されたのは3日連続で、第11管区海上保安本部が直ちに出るよう警告を続けています。
 海上保安本部によりますと、尖閣諸島魚釣島の沖合で、中国海警局の船2隻が、9日午後6時すぎから相次いで日本の領海に侵入しました。
 2隻は10日午後3時現在、魚釣島の西南西およそ10キロの日本の領海内にとどまっているということです。
 中国海警局の船が領海内で確認されたのは3日連続で、これは平成28年8月以来となります。
 付近の海域には漁業者3人が乗った日本の漁船が操業していて、海上保安本部は漁船の安全を確保するため、周囲に巡視船を配備するとともに、中国海警局の船に対し直ちに領海から出るよう警告を続けています。」

尖閣沖 中国海警局の2隻 日本領海内にとどまる 海保が警告 | NHKニュース

 これは差し迫った問題だと思うのですが、NHKしか報じないのはなぜなのでしょう。動揺の報道は4月の末にも有りましたが、中国の今後の進路を考える上で重大な前兆であると言えます。まず、今回の挑発活動の目的ですが、日本に対する恫喝が主たる目的と考えられます。「何かあれば、尖閣を奪取するのだ」という意思の表明ともとれるでしょう。しかし、そんなことであれば以前から行われているではないかと言う反論もあるでしょう。ただ、国際環境から言えば、中国を取り巻く状況は、この1ヵ月ほどで急速に悪化しています。にもかかわらず、挑発行為に出ると言うことは、好戦的な意欲があることを自ら明らかにしたと言えるわけです。そしてこうして恫喝することで、日本が中国から罹患し、米国に更に接近することを抑止しようというのが外交上の目的であると言えるでしょう。

 中国国内に目を転じれば、今回のコロナ騒動で、習近平の責任を問う声は大きくなっていることでしょう。とするならば、習近平派どこかで勝ちを手にしなければ権力の維持ができない状態に陥っていると考えられます。ですから、中国の側としても対外強硬策は自然な流れなのです。この流れはしばらく止めようがないので、日中関係はこれからがたつくと予想出来ます。それと同時に猛烈な揺り戻し工作が中国によって行われることでしょう。