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月曜日は大暴落

日本株が大暴落する根拠と、前兆を知る方法

このぐらいわかりやすいマーケット予想はありませんね。

 「 中国経済を脅かす新型コロナウイルス感染の拡大を受け、他国の金融市場には既に反応の機会があったが、2月3日に取引が再開される中国市場では容赦ない売りが殺到する公算が大きい
 春節旧正月)連休入り前の1月23日以来初となる取引では、株・商品相場が急落するのはほぼ確実で、債券利回りも低下しそうだ。株式市場ではレバレッジが約11カ月ぶりの高水準にあるだけに、下げは増幅する可能性が高い。株価急落でトレーダーが追加証拠金の支払いを迫られさらなる下降スパイラルが生じる恐れがある。
 どれだけ売りが極端になりそうかを示す事例としては、昨年5月の連休明けに米中通商対立を巡る悪材料に反応し上海株式市場の指標が6%近く下落したケースがある。
 市場の緊張ムードを強めるのは、銀行が短期資金で1兆元(16兆円)余りを返済する中国で最大級の流動性イベントが予定されていることだ。人民元がオフショア取引で1ドル=7元台の元安水準にあるため、日々の人民元中心レートも注視されそうだ。
 INTL・FCストーンのトレーダー、ミンツォ・ウ氏(シンガポール在勤)は「市場は弱気な反応に備えている。月曜日に弱気一辺倒の動きが見込まれ、状況が改善するまでの予見可能な将来もそうなる可能性がある」と指摘。当局は資金注入と強い人民元レートの設定を通じて、ボラティリティーの抑制を試みるだろうと付け加えた。
 オンショア株式市場では、2015年のバブル崩壊後に導入されたサーキットブレーカーが裏目に出た後、指数下落を制限する同措置は停止されている。中国本土上場株の値幅制限は上下10%。デリバティブ金融派生商品)を欠くことで投資家はヘッジが難しい状況だ。
 確かなのは、中国当局が損失を抑制するとトレーダーが期待している点だ。大量の資金注入に加え、中国人民銀行中央銀行)は金融システムの十分な流動性を確保するために、その他の長期資金供給手段も動員する可能性がある。VCアセット・マネジメントのマネジングディレクター、ルイス・ツェ氏(香港在勤)は、「この緊急時に、当局が行動するとわれわれは期待する」と語った。」

中国金融市場、週明け取引再開-売り殺到に備える関係者 - Bloomberg

人民銀行といった中国の金融当局は、相場の下落の緩和を試みるでしょうが、下落それ自体はほぼ避けられないでしょう。中国の投資家の方が、中国国内の状況をよく理解しているでしょうから、売り圧力は相当のものと予想できます。

 問題は、今回の中国マーケットの下落が、他の為替市場や株式市場にどれだけ影響を与えるかということでしょう。記事にもあるように、今回はサーキットブレーカーもありません。日経平均は下落するとしても、アメリカ市場などにどれだけ波及するのかに注目が集まるでしょう。むしろ休場にした方がよい気もしますが。

 すべては月曜日にならなければわからないですね。