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トランプがアイスランドを欲しがった理由

バルチック艦隊ヲ捕捉セヨ―海軍情報部の日露戦争

 所詮空母も完成させられない国の海軍ですから、大したことはないといえば大したことはないのですが、それでも、海軍の面でアメリカがロシアに対抗する準備ができたというのは、今後の米ロ関係を予感させるものではあります。

  おそらくプーチン大統領は、トランプ大統領が当選して、ロシアへの経済封鎖が解けると期待していたのでしょうが、いつまでたっても解ける見込みはありません。むしろアメリカはロシアを敵視するようになっています。

「 2018年に創設された、バージニア州ノーフォークに拠点を置く新たに復元された第2艦隊は、現在完全に運用中です、米海軍は12月31日に発表しました
 この艦隊は、大西洋および北極海での作戦を監督および制御するとともに、世界中に展開する東海岸に拠点を置く部隊の訓練および認証において限られた役割しか持たない、と同リリースは述べた。「完全な運用機能」の宣言は、第2艦隊の指揮統制インフラストラクチャが割り当てられた運用を実行できることを証明します。
 「ますます複雑グローバルな安全保障環境の中で、同様に私たちの同盟国との競争相手は、世界で最も活発な航路の多くは、北大西洋内にあることをよく知っている」艦隊を率いる副司令官アンドリュー・ルイスはリリースの中で述べています。
 「北極圏の水路の開放と相まって、この競争空間は成長するだけであり、有能な部隊の開発と雇用に対する第2艦隊の献身は、必要に応じて、この国に存在し、戦う準備ができていることを保証します」とルイスは付け加えた。
 第2艦隊は、東海岸から展開する船舶の訓練の最終的な統合フェーズをリードします。これは、ストライキグループとタスクフォースが連携して機能できるようにハイエンドの演習を実行します。
 海軍が昨年艦隊を立ち上げたとき、ロシアが新らたな艦隊が取り組むべき主要な懸念として挙げた。
 「これは、ダイナミックなセキュリティ環境に対するダイナミックな対応です」と、当時の海軍作戦部長ジョン・リチャードソンは2018年5月に述べました。太平洋特に北大西洋においてハイエンドの海戦を考えると、それが第2艦隊の責任になります。」
 立ち上がってから、第2艦隊は今年のバルト海軍作戦演習をヨーロッパ海軍に代わって実行する任務を負っていました。その中で、アイスランドのケプラヴィークに遠征本部を立ち上げました。この地域では、ロシアの潜水艦活動が再び始まって以来、アメリカの存在感が増しています。」

US Navy declares new fleet created to confront Russia fully operational

 トランプのアイスランド買収の話もここが出発点だったことがわかります。つまり、トランプ政権でもロシアに対する敵対的な姿勢は変わらないということでしょう。

米ロの対立も深まる中で中国との戦争が始まれば、ロシアはどう動くのでしょうか、なかなか楽しみな展開になってきました。

 ただ中国も欲曲解への野心をあらわにしているので、第二艦隊が中国と衝突する可能性も捨てきれないでしょう。