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イランの石原莞爾殺害される

石原莞爾 マッカーサーが一番恐れた日本人 (双葉文庫)

石原莞爾は少し褒めすぎかもしれませんが、泣く子も黙るイラン革命防衛隊の指揮官が殺害されてのは、新年早々かなりの大ニュースです。

 「 イランでも最も強い権力を持つ将軍の一人が、バクダッド空港への空爆により殺害されたと米国防総省が木曜日に確認した。この事態は中東全域を激しく揺さぶり、イランからの即座の反撃が予想される。
 「大統領の支持により、米軍は米国の海外の要員を保護するために、イラン革命防衛隊クッズ軍の司令官カセム・ソレイマーニ将軍を殺害した」とペンタゴンは声明の中で述べた。
「今回の攻撃は将来のイランの攻撃計画を抑止するためのものだった」とペンタゴンは付け加えた。「アメリカは自国の国民と国益が世界中どこにあろうと守るために必要な手段をとる。」
 ソレイマーニは、バクダッド国際空港への爆撃でイランに支援された民兵組織人民動員軍の副司令官のアブ・マフディ・アルムハンデスとともに殺害された、とイラクの国営TVは木曜日に報じた。
 トランプ大統領は、スレイマーニ殺害のニュースが流れるとコメント抜きで米国の国旗をツイートした。
 アメリカ国内のイラン強硬派はスレイマーニの死を歓迎した。
 米国が、イランとその代理勢力に対して取った防衛措置は、彼らが受け取っていた明白な警告と一致したものだ。マルコ・ルビオ上院議員はこうツイートした。「彼らはそうした警告を無視する方を選んだ。彼らは米大統領が米国内の政治的分断によって行動が制約されていると考えたためだ。しかし、それは彼らの誤算であった。」
 マーク・メドーズ下院議員は率直に「米国には世界最強の軍隊がある。神よ、我が軍の兵士に神の祝福あれ」とツイートしている。
 ソレイマーニの死の反共は非常に大きなものになりうる。米国とイランの代理戦争が両国間の公然とした戦争に転化する可能性もそこには含まれる。
 金曜日のロケット攻撃後、米軍は日曜日にイラクのイランの支援を受けた民兵組織を攻撃した。トランプ政権は民兵組織が米国の請負業者を一名殺害し、4名のアメリカ人兵士を負傷させたと非難した。
 民兵組織とその支持者たちは、火曜日にバクダッドの米国大使館を攻撃することで、それに答えた。その結果大使館防衛のために100名の海兵隊員を増派し、750名の兵士をこの地域に派遣した。
 抗議者が米国大使館使節から退いた木曜日よりも状況は沈静化したように見えた。
 マーク・エスパー国防長官は木曜日の朝、米国はイランとその代理勢力が攻撃を行う兆候を入手したとのべ、米軍は予防行動を取る準備ができていると付け加えた。
 木曜日晩の声明において、ペンタゴンは、イラクとこの地域において米軍とイラク駐在外交官を攻撃するための計画をスレイマーニが積極的に展開していると非難した。
 「スレイマーニは、過去数か月にわたって、イラクの連合国の基地を攻撃する計画を調整していた。その中には12月27日の攻撃も含まれる。この事件は米国とイラクの要員の死傷につながった。」とペンタゴンは述べた。「スレイマーニ将軍は今週発生したバグダッドの米大使館への攻撃を承認していた。」
 しかし、スレイマーニ将軍の死のニュースが広がるにつれ、中東のいつまでも続く戦争を終わらせると主張しているトランプ大統領が、今後起こりうる事態をうまく対応する準備できているのか批評家は疑問視している。
 「スレイマーニは米国の敵だ。それは問題ではない。」とクリス・マーフィー上院議員はツイートしている。「問題は、米国は議会の承認抜きで、イランでも最も権力を持つ人間を、潜在的な全面戦争に繋がることを知っていて、暗殺しても良いのかと言うことだ」」

US airstrike kills Iran's powerful Quds Forces leader | TheHill

率直に言って、このブログを始めて以来の世界の危機だと感じています。この中東の状況がアジアに波及しないことを心から祈ります。つくなくとも言えることは、原油価格は今後上昇するだろうと言うことと、サウジとイランの関係も悪化するだろ言うと言うことです。一昔前であれば、米国の力を借りるサウジアラビアイスラム教の背教社だというイラン側からの批判もありえたでしょうが、現在はロシアの支援を受けているイランがそのような批判ができるとは思えません。サウジの製油施設がもう一度破壊されたら、後はどうなるかわかりませんね。