FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

フランスも航海の自由作戦

 

  いよいよフランスも南シナ海に登場です。

 「 フランスのフロランス・パルリ(Florence Parly)国防相は8日夜、仏海軍の攻撃型原子力潜水艦と支援船が南シナ海(South China Sea)を巡回したと明らかにした。同海域の大半で領有権を主張している中国の反発は必至だ。
 巡回したのは、仏攻撃型原潜エムロード(Emeraude)と支援船セーヌ(Seine)。
 パルリ氏はツイッターTwitter)に2隻の写真を投稿し、今回の南シナ海の巡回は「わが海軍が、オーストラリア、米国、日本という戦略的パートナーと共に、遠く離れた海域に、長期間展開できることを証明している」とコメントした。
 中国は、石油やガス資源があると考えられている南シナ海のほぼすべての海域で領有権を主張。一方、台湾、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、ベトナム南シナ海の一部の領有権を主張している。
 北大西洋条約機構NATO)加盟国のフランスは、太平洋の海外領土周囲に排他的経済水域EEZ)を有しており、域内の航行の自由の重要性を強調している
 先月就任した米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は、ドナルド・トランプDonald Trump)前政権の4年間で混乱したアジア同盟諸国との関係強化を打ち出している。」

仏原子力潜水艦、南シナ海を巡回 中国の反発必至 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

フランスの国防大臣のツイッターは以下の通りです。

フランスですから、原子力潜水艦なんですね。ここではインド洋と太平洋としか記されていません。しかし、このAFPの記事に拠れば、中国はフランスの潜水艦に気が付いていなかったのでしょうか?補助艦も来ているわけですから、築かないはずがないと思うのですが。「中国の反発は必至」とありますから、おそらく中国側は気が付かなかったのでしょう。しかも、昨年の9月からとありますので、フランスの原潜は相当長期間活動していたことになります。太平洋地域にはニュー・カレドニアなどのフランスの海外領土があるので、何もしないわけにはいかなかったのでしょうが。ここにドイツが加われば、中国に味方する国も、ロシアぐらい鹿残らないのではないでしょうか。そのロシアですら、いざ戦闘が始まれば、様子見を決め込むことでしょう。