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戸惑う金正恩

とまどうペリカン (Remastered 2018)

 井上陽水の「とまどうペンギン」は名曲ですね。陽水の曲は代替がメ曲dすが。

 「北朝鮮は21日、韓国政府が25、26日に南部の釜山で開く韓国・東南アジア諸国連合ASEAN)特別首脳会議に金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長を招待する親書を送ってきたが、出席を断ったと明らかにした。韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領は行き詰まった南北対話の突破口にと金氏の訪韓に望みを託してきたが、実現せず、文在寅外交」の八方ふさがりの状況が鮮明になった。

 朝鮮中央通信は21日、文氏が5日に金氏が特別会議に出席するよう「懇切に招請する親書を丁重に送ってきた」と報じた。「誠意はありがたい」としつつも、金氏が「釜山に赴くべき正当な理由を見いだし得なかったことを理解してくれるよう望む」と表明した。」

金正恩氏が韓国の国際会議招待断る、文氏の外交八方ふさがり(1/3ページ) - 産経ニュース

文在寅外交が行き詰まるにつれて北朝鮮もその出方を失うと言うことでしょう。であるならば、もうすこし金正恩文在寅に友好的な姿勢を取っておいた方が良かったのではないでしょうか。文在寅の行き詰まりは、金正恩の行き詰まりに他ならないのです。

 このままでは、朝鮮半島は、最終的には、ロシアもしくは中国の勢力圏になる可能性がますますたかまっています。

「 ロシアのラブロフ外相は21日、朝鮮半島問題の解決に向けて中国とつくった新たな行動計画を北朝鮮側に伝えたと明らかにした。2017年に中ロでまとめた行程表を更新する内容で、米国や韓国など関係諸国にも近く伝達する。ロシアは非核化をめぐる米朝交渉が膠着するなかで存在感を示すねらいもあるとみられる。
 モスクワで開いたマレーシア外相との会談後の共同記者会見で述べた。ラブロフ氏によると、新計画は米朝や韓国の意見をふまえ、軍事、政治、経済、人道分野で各国が取るべき具体的な措置を盛り込んだ。軍事活動の凍結、政治対話や経済関係の再開に関連する内容という。同氏は訪ロした北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官と20日に会談していた。
 ロシアは中ロが17年に策定した行程表の意義を繰り返し強調してきた。行程表は北朝鮮の核・ミサイル開発と米韓の合同軍事演習の同時凍結など対話を通じた段階的な解決を提唱する。ラブロフ氏は米朝交渉の停滞に言及し「交渉を支援し、袋小路に陥らせないために中国と立案した」と新計画のねらいを語った。
 ロシアは中国との連携を打ち出し、交渉の仲介役として周辺地域で影響力を高めたい考えだ。ラブロフ氏は22、23日に名古屋市で開く20カ国・地域(G20)外相会合にあわせて、茂木敏充外相と会談を予定する。日本側に新計画の説明があるかも注目される。21日にラブロフ氏と会談したマレーシアのサイフディン外相も半島情勢の安定を訴え、在北朝鮮マレーシア大使館の業務を20年に再開すると表明した。」

朝鮮半島問題解決へ新計画、ロシアが北朝鮮に伝達 (写真=AP) :日本経済新聞

  このままでは気がつけば金正恩は亡命することになるでしょう。金正恩の誤りは米国との交渉二時間を掛けすぎな点です。呑める要求はのんで早く米国との国交確立に向かうびきだったのでしょうが、もはや遅すぎる気もします。