中国にすり寄る北朝鮮
韓国に比べれば、北朝鮮の方がはるかに外交が上手なようです。
「 中国の王毅国務委員兼外相は2日、北朝鮮・平壌で李容浩(リ・ヨンホ)外相と会談した。両氏は両国関係を揺るぎなく発展させ、10月の中朝国交樹立70年祝賀行事に向けて協力することで一致した。朝鮮半島情勢と香港情勢についても意見交換した。中国外務省が明らかにした。
中国は米国との貿易摩擦などの対立激化を受け、北朝鮮やインド、日本など近隣国との関係改善を進めている。米朝の非核化交渉が停滞する中、北朝鮮の後ろ盾として存在感を誇示する狙いもありそうだ。
両氏は朝鮮半島情勢について「深い意見交換」を行い、地域の平和と安定を守るために貢献することで一致した。米朝非核化交渉などを議論したもようだ。「逃亡犯条例」改正をめぐって抗議行動が続く香港について、李氏は「香港は中国の香港であり、外部勢力は干渉すべきでない」と中国支持を強調した。」
中朝外相、非核化で「深い議論」 北、香港情勢で中国支持 - 産経ニュース
トランプとツーカーで話せる、しかもミサイル実験を行っても、黙って許してもらえる状況にある北朝鮮は、今のところ外交では無敵です。
ですから、中国にも自然にすり寄ることが出来るのです。うまく日本や米国と手を結びながら、中国やロシアともつきあうことは、外交下手の韓国には到底できません。誰にでも愛想をよくしている(つもり)なのですが、本音がもれてしまってどうしようもありません。これと比較すれば、韓国の外交は子供レベルとしか言えないでしょう。
中国の側から見れば、今は一国でも良いので同盟国が欲しいところです。アメリカとの対決が政治課題に挙がっている以上、味方はすこしでも多い方がよいのですが、一帯一路は現在のところ中国からの純粋な持ち出しになっており、かといって、新たな同盟国に名乗りを上げてくれる国家も有りません。
やはり、9月から10月にかけての韓国経済のクラッシュに向けて中朝が準備を始めていると見るべきでしょう。