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ドイツで協議される北朝鮮問題

真相!北朝鮮のダークな国家秘密

 少なくとも、現段階では、北朝鮮問題は平和裏に解決される方向に進んでいます。

  北朝鮮問題のポイントは、核の管理というよりは、どの国が北朝鮮の経済開発に乗り出すのかという点にあります。今となっては、金正恩も核開発にはあまり乗り気ではないように見えます。そのための調整が行われているのが現在、と考えるとトランプ大統領の、核開発問題解決は時間が掛かっても良いという発言も納得できます。

外交部の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長が9~12日にドイツを訪問し、米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表と会って北核首席代表協議をすると外交部が7日に明らかにした。

 この席で李本部長とビーガン特別代表は板門店(パンムンジョム)での米朝会談など最近の情勢を評価し、韓半島朝鮮半島)の完全な非核化と恒久的平和定着の実質的進展に向けた協力案を議論する計画だ。

 合わせて李本部長はレペル独外務省アジア太平洋総局長と会い、韓半島問題と関連した協議を持つ計画だ。李本部長の今回の訪問はドイツ側の招請によるもの

 李本部長は国連安全保障理事会非常任理事国であり欧州連合(EU)主要国であるドイツと板門店会談後の韓半島情勢に関し突っ込んだ協議を行う予定だと外交部は伝えた。

 一方、米国務省も6日に報道資料を通じビーガン特別代表が8~11日に欧州を訪問し、欧州の当局者や李本部長と会い北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)の増進案を話し合うと明らかにした。

 米国務省はビーガン特別代表と李本部長、欧州の当局者との間で行われる細部議論の主題に対しては具体的に説明していないが、米朝実務交渉再開を控えこれと関連した議論がなされると予想される。」

韓米の北核首席代表がドイツで協議へ…非核化協力案を議論 | Joongang Ilbo | 中央日報

 北朝鮮の商業権益を誰が取り仕切るのかといった問題が、アメリカと欧州勢力の間で協議されているところです。北朝鮮ベトナムのような経済発展をめざすならば、膠着している日本の拉致被害者問題も前進させる必要があります

 とすると、今回韓国の外交部から使節は派遣されていますが、可能性としては連邦形式のゆるい統一国家の形成に繋がるかも知れません。核問題はこのまま凍結されると予想されるので、核をもつ統一朝鮮が形成されることになります。

 こうすると一件良さそうですが、統一朝鮮は明らかに反日国家になります。しかも、外国の資本を投入して北朝鮮国内の資源を開発することになりますから、中国にとっても大きな脅威になります。

 中国が統一朝鮮のプレッシャーにどこまで我慢ができるかが次の焦点になることでしょう。