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英国もアジア太平洋地域の国に

 

 

 クアッドに加盟する大きな動機の一つですね。

 英国は所在地こそヨーロッパの片隅ですが、本格的にアジアの大国として生き残ろうとしているのでしょう。それが、TPP参加。

「 英政府は30日、2月1日に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加盟を正式に申請すると発表した。発足時の参加国以外による正式な加盟申し入れは英国が初めてで、今春から交渉が始まるとみられる。英国の加盟が実現すれば、TPPの自由貿易圏としての影響力が高まると期待される。トラス国際貿易相が1日に西村康稔経済再生担当相らとオンラインで会談し、申請する見通しだ。
 英国は2020年1月末に欧州連合(EU)を離脱。加盟国と同等に扱う「移行期間」が同年12月31日に終了した。独自の通商政策が可能になり、英政府はTPP加盟の時期を模索してきた。
 英政府はTPP加盟の狙いについて、自動車など英国からの輸出品の関税引き下げやビジネス目的の往来が容易になることなどを挙げている。TPPには英連邦に加盟するカナダやオーストラリアなど英国と関係の深い国が参加している。
 ジョンソン首相は30日夜に発表した声明で、「英国民に莫大な利益をもたらす経済連携を築く」と加盟の意義を強調。「(加盟申請は)自由貿易の旗手となる野心を表している」との見方を示した。
 今年のTPP議長国を務める日本はEU離脱後の英国と経済連携協定(EPA)を結ぶなどして関係を深めており、英国のTPP加盟申請も歓迎。TPPをめぐっては中国も昨年11月に参加検討を表明したが、正式な申請は行っていない。」

英政府 2月1日のTPP申請を正式発表 - 産経ニュース

TPPはアメリカが加盟しない今、事実上の中心は日本です。そこに英国も加わるというとなにかメジャー担った気分ですね。あり得ないとは思いますが、クアッドからアメリカが撤退という事態も可能性として考えておかねばならないでしょう。それにつけても、英国は気前よく空母も回してくれるみたいですし、現在の中共体制が崩れれば、香港に再びユニオンジャックの旗が立つことでしょう