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アジアの空母建造競争

 

トランペッター 1/700 中国人民解放軍 002型 航空母艦 プラモデル 06725

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  • 発売日: 2019/04/21
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 アジアで空母建造競争が起きています。

 「 中国が今年、3番目の空母を海に出す。環球時報は18日、「従来の2隻の空母より大きい中国の3隻目の空母が今年末に進水し、2025年ごろ就役すると予想される」と報じた。これに先立ち中国中央放送(CCTV)軍事チャンネルも12日、「年内の進水が期待される」と伝えた。
 その間、数人の軍事専門家は中国が3隻目の空母を建造するには時間がさらに必要だと予想していた。しかし中国が今年の「中国共産党結成100周年」に合わせて早期完成に拍車を加えているということだ。一部では、日本が昨年「いずも」級護衛艦の軽空母改造に着手し、韓国も軽空母の導入を急ぐなど、周辺国の動向に中国が敏感に反応しているという分析も出ている。
 環球時報は現在、上海江南造船所で建造中のこの空母の現場写真から中国軍事専門紙が分析報告書を最近出した、と伝えた。これによると、造船所側は船体を部分別に建造して合体させる「ブロック工法」で工期の短縮を狙っているという。
 ところが空母完成のカギは船体でなく装備にある。中国は「003型」と呼ばれる3隻目の空母に電磁式カタパルト(EMALS)を搭載する計画だ。
 これは世界で米海軍の最新型空母「ジェラルド・フォード」(CVN-78)だけが装備しているほどの先端技術だ。米海軍の他の空母は強い蒸気で艦載機を出撃させる蒸気式カタパルトを使用している。それだけ耐久性と空間効率性が高く、射出に必要な時間が短く、艦載機の出撃回数も増やすことができる。
 中国がEMALS搭載に死活をかけるのは従来の空母2隻の弱点のためだ。2隻とも甲板の前側を12度ほど上向きにしたスキージャンプ台方式を採用している。滑走路が短くて艦載機の推進力に依存して離陸するだけに、重さを減らすため燃料や武装搭載量が制限されるしかない。戦闘力を十分に発揮するのが難しいということだ。
 これは米海軍だけでなく周辺国とも比較される。日本の軽空母は垂直離着率が可能なF-35Bステルス戦闘機であるためスキージャンプ台がない。F-35B導入計画を立てた韓国も日本のように平甲板の軽空母を推進中だ。
 中国はEMALS搭載空母でこうした劣勢状況を克服しようとするが、これも容易でないという分析が出ている。韓南大国防戦略大学院のヤン・ウク兼任教授は「米海軍もセッティングに苦労するほどEMALSは難度が高いシステムであり、艦載機を押し出す推進力などを計算するには多くの試行錯誤とデータが必要」とし「中国が短期間にそのような能力を確保するのは事実上不可能だ」と話した。
 当初、中国は2030年代半ばまでに空母を6隻に増やす計画だった。これは米海軍の空母11隻のうち南シナ海・太平洋に配備される空母打撃群の戦力を考慮したものだ。
 しかし米国がインド太平洋戦略の外縁はもちろん、参加国の軍事的な責任までも拡大しようとする動きを見せ、中国は緊張している。特に日本に続いて軽空母の建造を推進する韓国までが米国に同調する場合、海軍力の不均衡が深刻な状況に陥ると判断している。
 こうした事情のため中国が3番艦に続いて4-6番艦の建造日程を繰り上げ、空母をさらに増やす可能性があるという見方も出ている。」

韓国は1隻もないが…中国、3隻目の空母が年内進水か | Joongang Ilbo | 中央日報

日本の場合は空母と言っても垂直離陸式なので、カタパルトがいらないと言う特殊条件があります。それでも、中国が電磁式カタパルトを実現すれば、いよいよ本格的に中国も空母を持てたと言える時代が到来したことになります。ただ、訓練での犠牲者は相当数に及ぶでしょうが。ただ、日本は第二次大戦中に空母を運用していました。中国にはそうした経験が全くありません。はたしてうまく運用できるのでしょうか。ものになるまでは、訓練を含めて時間が掛かるのではないでしょうか。

 というか、航空機のエンジンをまともに作ることも出来ない国が空母は運用できないでしょう。ピリオド。ですから、韓国は論外ですね。