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ポンコツ 人民解放軍事件簿 NO.2 「艦載機がない!」

トランペッター 1/700 中国人民解放軍 002型 航空母艦 プラモデル 06725

まあ、一年前の記事なのでどこまで改善しているかはわかりませんが、やはりピンチのようです。

 相馬勝さんは、面識はありませんが信頼しているチャイナウォッチャーの一人です。一年ほど前の記事ですが、現状は改善したとは思えません。

中国で初の国産空母である通称「001A」の就航が、当初予定の今年4月から大幅にずれ込んでいることが明らかになった。大きな原因は艦載機が決まらないことだ。

 ウクライナから購入した中国初の空母「遼寧」の艦載機は「殲15(J-15)」だが、故障が多く事故も発生しており、海軍首脳は「艦載機としては不適格」として早々と断念。次の候補としては「殲31(J-31)」や「殲20(J-20)」が有力候補となっているものの、2つともは艦載機としては一長一短ありで、訓練でも満足な結果が出せず、001Aの就航は大幅に遅れて2020年代後半にもずれこむ可能性もあるという。

 001Aは最大排水量7万トンで全長315m、12年に就役した遼寧の発展型で、初の純国産空母になる。001Aは遼寧と同じ旧式のスキージャンプ台型甲板を備えているが、管制塔やブリッジを一新し、レーダーや電子装備を改良。17年4月に進水し、18年5月から19年1月まで4回の試験航海を重ねており、早ければ今年4月に就航の予定と報じられた。

 しかし、いまだに就航していない。香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」によると、その最大のネックは艦載機だった

 当初、001Aは32機のJ-15戦闘機を搭載できると伝えられていた。だが、そのJ-15のエンジンや制御システムに問題があり、これまでに死亡事故1件を含む4件の墜落事故を起こしている。このうち2件は重大事故となっており、「空母着陸体制時に飛行システムのエラーが生じて墜落した」という。

 また、中国のニュースサイト「新浪軍事網」は「J-15がステルス戦闘機に対応できない」ことを最大の弱点としており、海軍首脳は一時、「中国産の第4世代ステルス戦闘機J-31を艦載機に採用した」と伝えた。

 一方、中国共産党機関紙「人民日報」系列の「人民網」も中国の軍事専門家、曹衛東氏の話として、「中国の遼寧艦と2隻目の空母艦載機の発艦方法はスキージャンプ型だ。現時点でステルス機を配備するならば、J-31の可能性が高い」と報じている。しかし、問題はJ-31はまだ初期段階で、現在、飛行試験を続けており、最終的な完成までにはまだ時間がかかるとみられていることだ。さらに、艦上バージョンは地上バージョンの完成後、それを改良して、飛行テストをクリアしなければならず、艦載機として採用されるのは地上バージョン完成の数年後になる可能性が高い。

中国の威信崩れる、初の国産空母が就航延期…艦載できる戦闘機が“ない”と発覚

001Aは最近空母山東として就役しましたが、公開されている映像を見る限りでは艦載機はJ-15のようです。結局F35のようなステルス機は搭載出来なかったということでしょう。しかし、艦載機もない内にとりあえず空母をそろえるというのはいかにも中国的な泥縄ですね。

 ですから、これらの空母は後数年は艦載機がないままのどんがらであり続けると言うことでしょう。ですから、中国を叩くとすれば今だと言う判断も成り立つと思います。