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ファイブ・アイズのドアは開いている

Between Five Eyes: 50 Years of Intelligence Sharing (English Edition)

ついに日本もファイブ・アイズ入りなのでしょうか。

 たしかに加盟することは出来ると思うのですが、それに際して何らかの条件がつくはずです。これはこれでなかなか厳しいものになるのではないでしょうか。

『すでに日本を招待している。日本が決断すれば、正式に入れる』

 昨年4月まで駐在したロンドン時代に知遇を得た英秘密情報部(SIS、通称MI6)の関係者は、電話でこう言い切った。

 米、英、加、豪、ニュージーランドという英語圏5カ国の機密情報共有の枠組み「ファイブアイズ」に日本の参加を促す発言だ。

 2016年6月、国民投票欧州連合(EU)からの離脱を決めた英国は「グローバル・ブリテン」構想として、成長著しいアジア回帰を目標に掲げ、日本をアジアで「最も重要なパートナー」と位置付けた。

 英語を共有する太い紐帯(ちゅうたい)で結びつく戦勝国アングロサクソン同盟に、英国が先の大戦での敗戦国、日本を招く背景には、日英関係の急進展がある。海洋安保や自由貿易などで連携強化し、かつての日英同盟に匹敵する緊密な関係を築き始めているのだ。

【一筆多論】シックスアイズ目指せ 岡部伸(1/2ページ) - 産経ニュース

この記事を書いた岡部さんは、産経のロンドン支局長も務めていたはずなので、ガセではないと思います。英国が再びアジアに参入する際の足がかりとして日本は外せないという判断なのでしょう。しかし、先にも述べた通り、中国との関係や通信機器への規制(ソフトバンクの禁止)など、いろいろな対応が求められる可能性があります。それにゴーサインが出せるのが日本の首相ということになります。安倍首相には荷が重かったのかも知れませんよ。ですから、個人的にはファイブ・アイズに加わって欲しいのですが、日本の政治家にそれだけの胆力があるかどうかがポイントになるでしょう。