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five eyesに関する河野防衛相談話

スノーデン(吹替版)

 このところ日経新聞が熱いです。執拗にfive eyes を追求しています。今回は河野防衛大臣からコメントを取っています。

 「河野太郎防衛相は日本経済新聞のインタビューで、米英など5カ国の機密情報共有の枠組み「ファイブ・アイズ」との連携拡大に意欲を示した。「価値観を共有している国々だ。日本も近づいて『シックス・アイズ』と言われるようになってもいい」と述べた。

ファイブ・アイズはアングロサクソン系の英語圏の枠組みで、米国、英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド(NZ)が参加している。英米を核として情報保護を担保する「UKUSA協定」を結び、通信傍受網で得た情報を分析・共有し安全保障に生かす。

日本は以前から5カ国と情報交換している。河野氏は連携拡大によってより早い段階での共有や機密性の高い情報取得などの効果が得られるとの見方を示した。

ファイブ・アイズは5カ国で共同声明を発表するなど外交的な結び付きも強い。河野氏は「外交、経済で足並みをそろえるのは非常に重要だ」と語った。協力分野として気候変動や宇宙ごみへの取り組みも例示した。

ファイブ・アイズ側でも中国の軍事面での勢力拡大に対処するため、日本との機密情報の共有拡大を求める動きがある。

欧州連合EU)を離脱した英国はアジア太平洋地域への関与を強める構えだ。香港問題や新型コロナウイルスなどで中国を警戒し日本のもつ情報への関心を高めている。

河野氏は打診について「色々な場面である」と説明した。「それが恒常的になれば『シックス・アイズ』と言うかもしれない」と話した。

河野氏は正式な加盟の手続きを取る必要性はないとの認識を示した。国際機関とは形態が異なるとし「加盟するというのとは違う。椅子を持っていってテーブルに座って『交ぜてくれ』と言うだけの話だ」と強調した。

機密性が高い情報の共有にはUKUSA協定に加わる必要があるとの見方がある。防衛省は「協定の存否や内容について答えることは困難だ」との立場だ。

国内の保秘体制の改善が必要だとの指摘もある。日本は民間人も含めて情報漏洩の恐れがないと認められた人に機密性の高い情報の閲覧を限る「セキュリティー・クリアランス(適格性評価)」と呼ばれる制度がない。」

機密共有「ファイブ・アイズ」と連携意欲 河野防衛相 :日本経済新聞

 結論から言えば、現在の防衛省大臣という立場でUKUSA協定に加盟出来れば、河野太郎は首相の候補となり得ると断言しておきたいと思います。そのぐらい日本の将来にとっては重要です。UKUSA協定だけでなく、イージスアショアの導入停止などこれはペンタゴンとの意思疎通がなければ不可能な(敢えて言いますが)業績です。小泉ジュニアよりも半馬身ぐらい先んじたと言うのが実際でしょう。次の次、もしくはその次の首相候補となれるかも知れません。