ようやく時代に追いついた防衛省
ようやく防衛相も時代に追いついてきましたね。
当サイトでは当初から、金正恩人事不省説を唱えてきました。防衛相がその後追いをするというのは、些かこっぱずかしいですね。
「河野太郎防衛相は25日、都内の海外特派員協会で講演を行い、北朝鮮を巡る情勢について情報を収集中とした上で、金正恩朝鮮労働党委員長の「健康状態が疑われる」との認識を示した。一方、敵基地攻撃能力の獲得については選択肢として排除しないと述べた。
北朝鮮情勢に関しては、情報収集を行っているとした上で、現時点での仮説として、1)新型コロナウイルスが北朝鮮でも感染拡大したため金委員長が公の場に現れなくなっている可能性、2)金委員長の健康状態が疑われる、3)昨年の農産物不作など経済的苦境にあるため対外的にスケープゴートを求め強硬策に出ている──ことなどをあげた。」
北朝鮮情勢で情報収集、金委員長の健康状態疑われる=河野防衛相 - ロイター
たしかに中国側のコロナウィルス流行により貿易や慣行がストップしており、経済が困窮していることは考えられますが、それと金正恩が姿を現さないこととは別次元でしょう。金与正の露出の仕方を考えるならば、後継としてしか考えられないわけです。さいきんになって、金正哲というお兄ちゃんが喧伝されていますが、このお兄ちゃんはクラプトンのコンサートに行くほどのオタクとして知られています。オタクの兄か、サドのけが見られる妹か、どちらが北朝鮮を背負うことになるのでしょうか。
ただ明らかなのは、政治的に混乱している時に、例えばアメリカに対して挑発すると言うことは考えにくく、2017年のような緊張の高まりは可能性が低いと思います。むしろ、真相を知っているはずの中国がワイルドカードとして北朝鮮を利用する可能性に警戒しなければならないでしょう。