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トランプ大統領から愛想を尽かされそうな安倍首相

アメリカ大統領選 勝負の分かれ目 (日経プレミアシリーズ)

 日本の官僚機構はそれこそ腐っても鯛で、今回の肺炎騒動にも比較的うまく対応していると思います。ただ心許ないのは安倍首相の対中姿勢です。

 「 トランプ米大統領は3日、政府は先手を打って新型コロナウイルス対策を行っており、米国内での感染拡大は決して避けられないものではないと述べた。
 トランプ大統領は「われわれは感染拡大をかなり前から先手を打って阻止してきた」と、自身が1月に指示した中国からの渡航制限に言及した。ホワイトハウスを出発する際に記者団に語った。
 大統領はまた、イタリア、韓国、日本を名指しし、感染者が多い国へのさらなる渡航制限を検討するかもしれないと述べた。ただ、国内の移動制限を政府は検討していないとした。
 大統領は「感染がひどく広がってる諸外国についてわれわれは検討しており、何らかの対策を考えている」と発言した。
 ワシントン州では新型ウイルスによる死者が9人確認されている。」

トランプ氏、新型コロナに「先手」と成果強調-日本も渡航制限対象か - Bloomberg

 米国が日本への渡航制限を実施すれば、それこそ日本経済は冷え込んでしまうのではないでしょうか。米国は最初から中国からの感染者を閉め出しています。これは裏を返せば、「中国ともう経済でもつき合いはしない」というメッセージのように思えます。翻って安倍首相は、習近平訪日に最後までこだわりました。こうした八方美人な外交がいつまでもあり得るのでしょうか。安倍首相は腹のくくり方が足りないと思います。