今後強まる中国の対日要求
昨日あったはずのマスクがもうありません。びっくりですね。それはともかく、習近平の訪日の意味についてもう一度考えてみます。
「 報道によると、習氏の来日時期は事態の推移を見ながら改めて調整するものの、東京五輪・パラリンピック後の秋以降が有力という。
産経新聞は、感染拡大を受けて中国は全国人民代表大会(全人代)の延期を決定しており、終息時期が見通せない中で外遊に出かければ国内で批判を受ける可能性がある上、来日準備作業に大きな遅れが生じていたと報じた。
同紙によれば、安倍晋三首相は2月28日に中国の外交担当トップと面会した際、「習主席の国賓訪問は日中両国関係にとり極めて重要だ。十分な成果をあげるために入念な準備を行わなければならない」と述べ、来日時期より成果を重視する考えを強調していた。」
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去年の末の段階で既に中国政府は資金が枯渇していたはずです。そこに今回の肺炎騒動ですから、落ち込んだ経済に再び活性化させるためにも、大規模な資金投入が必要です。ですから、今回の訪日の目的は、日本から資金や技術を合法的にせしめることが目的なのではないでしょうか。大手金融機関から日本の資金を中国に注ぎ込むスキームを作らなければ、今後中国は立ちゆかなくなります。あとはトヨタの前固形電池とかこの種のテクノロジーをよこせといってくるのでしょう。断れば、中国進出企業の運命はどうなるかわからないよ、というわけです。中国で儲ける時代はとっくの昔に終わっていたのですが、それに築かなかった企業がまたしても日本の国運を傾けることになりそうです。
ただ、米国が日本による中国の援助を黙って見過ごすかと言えば、それもあり得なさそうです。ですから、オリンピックが終わった頃から、再び米中対立は激化するでしょう。大統領選が終わればすぐにでも動きが見られるでしょう。