ヨーロッパを葬るトルコ

　シリア内戦に始まるヨーロッパの混乱は、今後またレベルが上がった気がします。ヨーロッパ諸国はゴルゴを雇ってエルドアンを暗殺しても良いレベルでしょう。

 「北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）は２８日、ロシアを後ろ盾とするアサド政権軍によるシリア北西部でのトルコ軍部隊空爆を受け、緊急の北大西洋理事会をブリュッセルで開いた。各国大使らが参加し、トルコへの全面的な連帯を表明。ロシアとアサド政権を「無差別な空爆を続けている」と非難した。
　ストルテンベルグ事務総長は終了後の記者会見で、ロシアとアサド政権に対し「攻撃をやめ、国際法を順守するよう求める」と訴えた。シリアからのミサイル攻撃に対する防空態勢増強など、ＮＡＴＯのトルコ支援を続けることも強調した。」

空爆でロシアとシリア非難 トルコに連帯表明―ＮＡＴＯ緊急会合：時事ドットコム

　エルドアンはロシアから防空ミサイルを購入しているわけで、このおっさん一体何をしているんだという印象を持ちます。トルコがシリアに軍事侵攻するのは仇敵のクルド人勢力を一掃するためです。イスラム国掃討のために米軍もこのクルド人勢力に協力していたのですが、いつの間にか立ち消えになってしまいました。そのことをヨーロッパ諸国も理解しているのですが、トルコからは難民をヨーロッパに流出させると脅されて、今回の全面支持宣言に繋がったと考えられます。それでもトルコは難民をヨーロッパに流出させるようですから、今後のヨーロッパは地獄絵図が実現することでしょう。これがトルコファクターですね。