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僕たちは待っていた、中国の復活を!

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出でよ、復活の習近平

 習近平はギアス持ちではないと思いますが、中国経済は不死鳥のように復活しつつあります。

「 世界の貿易が急回復している。新型コロナウイルスで2020年4~5月に急減したが、6月以降に自動車など耐久財の需要が持ち直した。中国は7月に過去最大を記録するなど新興国の伸びが目立つ。新型コロナの感染が再拡大し、先行きは不透明感がある。
 オランダの経済政策分析局が25日、7月の世界貿易量を発表した。前年同月比では6.4%減だが、新型コロナの影響が強かった5月と比べると13.1%増えた。
 19年の平均を100とした指数でみると、中国は20年7月に106.3となり、18年9月の記録を上回って最高だった。新型コロナで需要が拡大したマスクやパソコンの輸出が伸びたほか、資本財の荷動きも回復した。先進国は外出規制で4月に76.8まで落ち込んだが、7月は91.0に持ち直した。同月は米国が91.9、ユーロ圏が90.9、日本が87.3だった。
 経済対策で耐久財の需要が持ち直した。4~5月に買い控えが起きた反動もあり、7~8月は車の販売が先進国でも伸びた。電子機器や衣服の販売も回復した。小売店の営業規制は残るが、ネット通販が支えとなりモノの動きは戻っている。
 英調査会社IHSマークイットがまとめるグローバル製造業PMI(購買担当者景気指数)は、7月に50.6と景気判断の節目とされる50を回復した。8月には51.8に上昇した。新規受注や生産が先進国・新興国の双方で伸びている。
 ばら積み船の運賃を示すバルチック海運指数も上昇した。5月には400を割り込み、4年ぶりの低さとなったが、直近は1600前後と前の年の同じ時期と比べて2割低い水準まで回復した。
 食料など生活必需品の需要は回復しているが、嗜好品の消費はなお低迷する。娯楽や外食の回復も鈍く、サービス提供に必要なモノも需要の回復が遅れている。独アリアンツのモハメド・エラリアン氏は「企業は国境を越えたヒトやモノの移動に伴う脆弱性を抱えており、経営を再構築している」と指摘する。
 コロナの再拡大が先行きの不安要因だ。世界の新規感染者は連日30万~40万人と過去最多の水準が続く。インドが8万~9万人と高水準なほか、9月から増加が目立つ欧州では外出や店舗の営業規制も相次ぐ。感染拡大で経済規制が強まれば、消費もモノの動きも再び鈍りかねない。」

世界貿易が7月急回復、中国は過去最大 不透明感も (写真=AP) :日本経済新聞

この記事だけを読め場世界経済は新型コロナウィルスの災禍から着実に回復しているように見えます。コロナの治療法がいつかって深刻化する確率を減らすことが出来れば、だいぶ経済は回復するような気もします。ただ、北半球はこれから秋・冬という季節を迎えます。風邪の症状と似通った新型コロナの季節を迎えます。これから大流行と言う可能性も捨てきれないわけで、これがマーケットの変調と軌を一にしているようにも見えます。しかし、その背景には中国の軽罪が回復してきた影響が大きかったと言えます。その結果、対中投資は更に加速しています。

「新型コロナの影響により、今年に入ってから世界の国境を越えた直接投資は大幅に減少し、中国もその影響を免れることはできなかった。しかし感染症予防・抑制と経済・社会発展の総括的推進の取り組みが重大な成果を上げるにつれ、中国の外資導入状況は徐々に回復していった。最新のデータをみると、今年1-8月の中国の実行ベース外資導入額は890億ドル(1ドルは約104.6円)に上り、前年同期比で0.3%減少したが、減少幅は月を追って縮小し、外資導入の状況は全体として予想よりも好調だった。」

「十分な資金がある」中国経済、なぜ外資導入に力入れる? (2)--人民網日本語版--人民日報

結局、デカップリングと言いながら、中国に世界経済が人質に取られているのです。そのために、今後は早くデカップリングをと言うかけ声と共に、デカップリングなんて出来ないという産業界の声が拮抗すると考えられます。