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恐らく何も考えていないロシア

 

家庭で作れるロシア料理 ダーチャの菜園の恵みがいっぱい!

 現在のプーチンの率いるロシアの行動様式は、ほとんど19世紀末のロシア帝国の行動様式とほとんど変わりません。ひたすら帝国主義的にふるまい、周辺諸国への侵略もいとわないという点です。意地を見せたければ、すぐに軍を動かすのもその一環でしょう。国力がないのに、見栄だけはしっかり守るという感じでしょうか。こんなことをしていれば来年は、トランプ大統領とガチで対決しなければならないかもしれません。

 「 ロシアのスパイ船が米国の南東海岸で操業中に「不穏な操船」を実施している、と当局者はCNNに語った。
 当局によると、監視船ヴィクトル・レオノフは過去数日間サウスカロライナとフロリダの海岸に沿って航行していたとCNN は火曜日に報告した。
 米国の2人の当局者は、視界の悪い天候ではライトを使用せず、事故を回避するために位置を共有しようとする周囲の商業船に応答しないことにより、船が「安全でない方法」で動作しているとネットワークに伝えました。
 米国沿岸警備隊の関係者はヒルに、沿岸警備隊は他の船にロシア船とその「安全でない」運航方法を知らせるために「海上安全情報報告」を送信していると語った。
 報告書によると、ロシアの船は通常、2015年以降毎年東海岸に沿って国際海域を監視しており、時にはカリブ海も監視しています。防衛当局者はCNNに、駆逐艦であるマハンがヴィクトルレオノフの近くにいると伝えました。
 この船の発見は、2014年のクリミア侵攻以来、ロシアの軍事的存在が高い地域である米国の駆逐艦が、ルーマニアのコンスタンツァで「予定された港の訪問」を行った後にもたらされました
 ロシアは米国が最後の核兵器取引から逸脱することを懸念しており、米国は選挙へのロシアの干渉に警戒しているため、この事件はロシアと米国の緊張関係の最新のものである。」

Russian spy ship conducting 'erratic maneuvers' off US coast: report | TheHill

満足な空母も自国で建造できない国が、情報収集のためのスパイ戦をアメリカ本土沿岸で展開すれば、その後の米ロ関係がどうなるのか考えもしないのでしょうか。とはいえ情報収集は大事ですと言われれば、KGB出身のプーチン大統領も拒否はできないでしょう。本音でいえば、(ロシアが考えるロシアの縄張りであるルーマニアまで米艦船があ入り込んでくるのだから)ロシア軍官がアメリカ本土沿岸まで行っても問題がないという判断なのでしょう。個人的には得られる情報よりも、失う信用の方が大きいと思いますが、そこは帝国主義ロシア、自国の威信が何よりも重要なのでしょう。ロシアがこんなことをしていれば、中東でも一波乱がありそうです。