米中対立は一回休み
いずれ本格的な戦争に突入するのでしょうが、そのまえに少し休憩が必要です。本格的なドンパチをするためには、たるんでいた太平洋艦隊を鍛え直さなければ成りません。人民解放軍としても、米軍への新たな対応を検討しなければならない時期に入っています。ですから、今回はさすがになにがなんでも米中が合意にたどり着くでしょう。
「 中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は25日、米中通商交渉について「第1段階」の合意が非常に近いと報じた。
中国は「第2段階」「第3段階」の合意に向けた協議継続にも引き続きコミットしているという。
中国政府に近い専門家の話としてツイッターで報じた。
環球時報によると、米中交渉に詳しい政府系シンクタンクの中国社会科学院の専門家、Gao Lingyun氏は「双方が基本的に第1段階の合意で幅広い合意に達している」と指摘。両国政府が関税の撤回で合意しているものの、撤廃の詳細な規模では一致できていないと語った。
ホワイトハウスに近い関係者などは先週、米中通商協議の「第1段階」の合意が来年にずれ込む可能性があると述べていた。
中国外務省報道官は25日の定例会見で、環球時報の報道についてコメントを控えたが、米国が平等と相互尊重の原則に基づいて中国と交渉することを期待すると改めて表明した。」
トランプ大と陵では泣く、中国の公式メディアが、「合意が近い」というのですから、今度ばかりは確かでしょう。香港情勢も考慮すれば、そろそろトランプ大統領にごますりをしなければならないと中南海は考えたのでしょう。マーケット的に見れば、これで一旦リスクオフとなるでしょう。米株はさらに上昇することになるでしょう。中国との関係が深いユーロも上昇するでしょう。その反面下落するのはブラジルのレアルでしょう。