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アメリカを叩き潰す、と習近平が公言

グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命 (朝日新書)

 習近平が本音を語っていたという話です。

 「ここに来て非常に気になる動きがある。習近平が長期的に米国と闘う姿勢を鮮明にしたのだ。それは4月1日、明らかになった。

資本主義は最終的に滅び、社会主義は最後は勝利する。ただ、かなり長い間、生産力が発達した資本主義との協力と闘争が続く。資本主義が創り出した有益な文明の成果には学ぶ必要がある

 習近平自身の言葉である。ただし、6年前の内部演説だ。共産党の理論誌が米中協議のまっただ中というタイミングであえて掲載したのは意味深い。共産党機関紙の人民日報、国営テレビのメインニュースでもトップ級で概要を扱った。資本主義を代表するのはもちろん米国、社会主義の代表は中国である。米国に学び、協力し、利用しながら、最後は打倒する。そう宣言している

 米国打倒に向けた第1の年限は、習近平が少なくても経済面で米国に追い付くという目標を掲げた2035年、そして最終年限は新中国成立百年に当たる49年である。」

「米国打倒」宣言した習氏、日本でトランプ氏と会談も :日本経済新聞

 平成は30年で終わりましたが、このぐらいの期間の後に、今度はアメリカが中国に敗北すると述べているのです。しかし、最近30年を振り返れば、米中の秘密同盟があったと考えるべきで、トランプ大統領はその同盟を破棄したとみると、中国がアメリカに勝利するのは困難と言わざるを得ません。