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速報 英外相ボリス・ジョンソン辞任

チャーチル・ファクター   たった一人で歴史と世界を変える力

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 brexit担当大臣が辞任していましたので、そろそろかと思っていたのですがやはり辞任してしまいました。

 「 ボリス・ジョンソン外相は辞任した。その結果、テリーザ・メイ首相の危機は深まり、彼女のBrexit政策に対するリーダーシップの課題を表面化させる可能性が高まっている。
 外務大臣を務めたジョンソンは、Brexitのキャンペーンの顔であった。彼の辞任は、彼らの決定が裏切られているという強いメッセージを2016年の国民投票欧州連合EU)を離れることに投票した人々に送っている。Brexit担当大臣のデビッド・デイビスが、3月に英国がEU脱退後にEUに緊密に拘束されるようにするメイ首相の努力に対する抗議として辞任したのもわずか数時間のことだ。
 英国では、辞任は、伝統的に首相に対する挑戦である。デイビス大臣は、Brexit賛成派の議員にメイ首相の提案の破棄に向けて圧力をかけるように求めた。しかし、彼等はメイ首相の退陣は求めなかった。それは、一つには、メイ首相を退陣させるだけの数字をもっていたかどうかに確信が持てなかったためでもある。しかし、ジョンソンの辞任は、他の議員を大胆にさせる可能性がある。
 保守党のBrexit強硬派は、今日の午後会合を開き、戦略を決定した。メイ首相による労働党議員へのBrexit計画を説明するという決定は、保守党内部が倒閣に動いた場合の、野党の指示を取り付けるための努力であった。この一件が保守党のEU懐疑派議員を激怒させたのである。」

Face of Brexit Boris Johnson Resigns as Threat to May Grows - Bloomberg

 メイ首相は、EU離脱に際して、ソフトな手法を採用しようとしていました。そこで、保守党内部の強硬派が反旗を翻しました。

 現段階では、メイ内閣が存続できるかは疑わしくなってきました。Brexit再投票になるかはわかりませんが、総選挙になる家も知れません。これから英国政界は荒れそうです。