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混乱する北朝鮮情勢

すべては傍受されている―米国国家安全保障局の正体

 平昌オリンピックで,ペンス副大統領との会談も断念した以上、オリンピック・パラリンピックが終わった後の軍事対応に関心が集まります。率直に言って、北朝鮮もその圧力に大きく軋み始めています。

  ラジオ・フリーアジアによると、北朝鮮は市民が外部の世界と連絡するのを阻止するために電話傍受部隊を指名しました。
 北朝鮮金正恩は、亡命者と国家機密が中国に流れるのを阻止するのに必死になっています。
 今週初め、国境警備部隊のローテーションを従来の2時間半から1時間半ごとに短縮しました。国境は事実上閉鎖状態にあるようです。
 また、北朝鮮内の情報源に依れば、北朝鮮の市民が国外の中国のブラックマーケットに連絡するの阻止するために、電波傍受のためのタワーを建設中です。
 これらの電話は中国から北朝鮮に密輸されたもので、国境沿いの携帯電話の届く範囲で使用可能になっています。
 これらの携帯電話のお陰で,北朝鮮の人々は国を逃れ,中国国境にいる亡命者と連絡がとれるようになっています。しかし、そうした携帯電話の持ち主が北朝鮮当局により発見される危険が高まっています。
 新しいロシア製の電波検知器によって、多くの携帯電話使用者は恐怖にさらされています。
 より旧式であまり正確ではないドイツ製の電波検知器は,携帯電話使用者によって簡単に出し抜くことができました。
 しかし、新しいシステムは,どのような通話でも検知することができます。北朝鮮当局はこの最新式の電波検知器を中朝の国境沿いに設置しているようです。
 
 結局のところ、北朝鮮も亡命者や情報の漏洩に躍起になっていることがわかります。今後、北朝鮮国内の動揺が広がれば、事態は別の側面を見せることになるでしょう。