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はまりつつあるピース

戦姫 ?侵略の多国籍軍 (HJ文庫)

 毎年の演習とは言え、今回は少し趣が違うようです。今回は完全な多国籍編成。向かう先は、災害対応なのか、それとも。

  「病院船USNS Mercy(T-AH-19)は、軍事および民間の医療提供者および危機対応部隊を含む多国籍軍を率いて、太平洋パートナーシップ2018のためにインド・アジア太平洋地域に向かう予定である。
 第3艦隊の関係者の発表によれば、病院船マーシーは、カリフォルニア州サンディエゴ海軍基地の母港から金曜日に出港する予定だ。病院船は、米国、カナダ、英国、オーストラリア、フランス、ペルー、日本から約800名の軍事・民間人員を迎え、第7艦隊の遠征支援の高速輸送船「USNSフォールリバー」(T-EPF-4)が加わることになっている。
 第73軍司令官の発表に依れば、艦隊司令官であり、第31駆逐艦艦隊艦隊長のデヴィッド・ブレッツが、今年の太平洋での演習パシフィック・パートナーシップを率いることになっている。この演習は初めて多国籍からなる指揮系統を備えており、今回の作戦の副官は英国の司令官が務め、参謀長はオーストラリア司令官が務めることになっている。
「私たちのスタッフとチームは、プロのダイナミックなチームを形成するために集まってきました。私たちはこの使命を果たし、インドパシフィック全域のパートナーと取り組む準備が整っています。我々は、新しい友好関係を築き、地域のパートナーシップを深めることに興奮しています」とブレッツ司令官は述べている。
 今年の演習パシフィック・パートナーシップは、インド洋および東南アジア地域を壊滅させた2004年の大地震津波に伴う大規模な破壊によって引き起こされた多国籍ミッションの13年目に相当する。人道援助と災害対応に重点を置いて、毎年行われる多国間ミッションは、自然災害や市民の不安に定期的に影響される広大な世界各地の同盟国と新パートナーとの関係を構築し、強化するものと見なされている。(以下略)」

Hospital Ship USNS Mercy Kicks Off Pacific Partnership Mission - USNI News

 全体を読む限りでは多国籍軍による災害対応ということになっています。東日本震災の時に“たまたま”空母が福島沖を航行していたり,ということなのかもしれません。しかし、普通に考えれば、北朝鮮で有事が発生した場合、多くの国々がそのまま参戦するというジェスチャーと解釈できます。
 病院船の同港に関しては、以前から指摘されていましたから、対北朝鮮戦争の準備が一つ整うということになります。あとは在韓米軍の非戦闘員の撤退が加われば、その可能性はさらに高まることになります。