「ゆるキャン△」始めましたby海兵隊
「近づく第二次朝鮮戦争」のシリーズでもお伝えする予定ですが、最悪の場合は朝鮮半島で凄惨な地上戦が始まります。イラク戦ですら地味に思えることでしょう。
問題は、真っ先に戦場に飛び込む海兵隊に準備ができているのかと言うことです。
(こちらの写真の方が本物です。写真はDoDより)
military.comから引用します。
「海兵隊の歩兵部隊は、まもなくまあたらしいスキーとより頑丈な装備で武装し、寒冷な天候の中で、アラスカでの通常演習を行うことになるかもしれない。これは、近年の砂漠の訓練環境からの大きな逸脱を示す可能性を示している。
海兵隊司令官のロバート・ネラー将軍は12月のインタビューでMilitary.comに、現在限定された寒い天候のトレーニングのオプションにアラスカの場所を加える方法を模索していることを確言している。
「アラスカには多くの良いトレーニングエリアがある」と彼は語った。「実際、アラスカには施設があり,そこで我々が強化しなければならない能力がある」
海兵隊員がどのぐらいアラスカで演習を行うのかに関してはネラー将軍は明言を避けた。しかし、米陸軍は冬季訓練施設をアラスカに確保していると言及した。
「アラスカに今あるのは、土地と空間である」とネラー将軍は語った。「陸軍は大金を投じて、訓練施設を築き上げた。我々もそれを利用できないかと考えている。特に、山岳作戦と冬季訓練のためだ」
海兵隊はすでに、ノルウェーのトロンヘイムに、巡回部隊の一部を派遣している。そこでは、凍結した環境での訓練と北極圏での演習が、部隊の主要な任務となっている。
昨年5月、部隊が最初の巡回先に到着したとき、海兵隊の旧式の防寒具では,厳しく凍った環境に兵士たちが圧倒されているという不平が聞かれた。またトレーニングが欠けているために、海兵隊は極地での活動を行う準備が整っていないと述べる者もいた。(以下略)」
Marines May Go to Alaska for Cold-Weather Training | Military.com
ここに来てようやく寒冷地での対応が始まったことがわかります。アメリカが本音のところでは朝鮮半島有事に積極的ではない最大の理由が、訓練不足・装備不足なのです。この記事では陸軍の施設を借りて訓練を行うということのようですが、早く対応しなければいけない事情が生まれたと読むこともできます。
季節的にはこれから春なので、今年の10月以降の対応といえそうです。あと半年ほど経てば、訓練や装備も行き届くでしょうから、それまでに北朝鮮問題が解決しなければ、本格的な戦争が始まると見て良いのかもしれません。