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英国の本気

 

冷戦 ワールド・ヒストリー(上)

冷戦 ワールド・ヒストリー(上)

 

 いよいよ英国も本気です。その調子で中国に一発かまして欲しいものです。

 「 複数の英メディアは13日、英政府が核兵器の増強策を近く発表する見通しだと報じた。東西冷戦終結以降、保有する核弾頭の数を初めて増やす方針という。核戦力を増強する中国に対する脅威の高まりに対応するのが狙いとみられる。冷戦終結後の世界を形成してきた核軍縮の動きに影響を与える可能性があり、議論を呼びそうだ。
 ジョンソン英政権は16日に外交・防衛戦略を見直す政策を発表する予定。英紙テレグラフなどによると、政権はこの中で、現在約180発とみられる核弾頭の数を引き上げるよう宣言する方針という。
 英メディアによると、英国の核弾頭保有数は1970年代に500発ほどに増えた。しかし、英政府は冷戦終結を経て、2015年に、保有数を20年代半ばまでに180発以下に減らす方針を示していた。
 テレグラフなどによると、英国では潜水艦発射型戦略核ミサイル「トライデント」に核弾頭が搭載されているが、政府は既存の老朽化した核弾頭を交換するほか、核を搭載する現在の潜水艦に替わる新たな原潜4隻を建造する方針。テレグラフの記者は自身のツイッターで、核戦力を増強する中国への脅威が背景にあると指摘した。
 一方、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)のマシュー・ハリーズ上級研究員(核政策)は同紙に「(核弾頭が増強されれば)冷戦終結以来の着実な軍縮の進展を大きく覆すことになる」との見解を示した。」

英政府が核兵器の増強策を発表見通し 英メディア報道 - 産経ニュース

米ロの核交渉に関しては

「米国とロシア両政府は3日、期限切れが5日に迫っていた米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の5年間延長で合意したと発表した。戦略核弾頭の配備数を1550発以下に削減することなどが定められた条約は2026年2月5日まで正式に延長された。米ロ間に唯一残る核軍縮の枠組みは維持されることになった。」

新START、5年延長 唯一の核軍縮枠組み維持―米ロ:時事ドットコム

アメリカが核弾頭を増やせないので代わりにイギリスが増やすということでしょう。ますます米英は対中国日本機であると言えるでしょう。アメリカもオバマの時までは核弾道を減少させていました。ですから今に成って深読みすれば、オバマは中国におもねっていたのかも知れません。