FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

中国は核使用を真剣に検討

中国の核・ミサイル・宇宙戦力

これから冷戦が始まろうとしているのに、中国は難と闘いなれていないことでしょう。

 敗北したとは言え、旧ソビエトのロシアはアメリカと核交渉を行うことでおたがいの意図を知り、核戦争の危機は避ける事が出来ました。しかし、中国は核削減交渉の土俵にも立とうとしません。それは中国にとって核兵器が最後の頼み綱だからでしょう。中国の歴史に於いては同盟国途と裳に戦うと言う経験が本当に少ないのです。ギリギリ朝鮮戦争ぐらいでしょうか。それでも1950年代の間に中ソ関係は急速に冷却化するのですから、中国はいっしょに戦ってくれるお友達を作るのが本当に苦手なのです。その欠点を補うのが核兵器なのでしょう。

「 中国は米ロとの核協議には参加しないとの姿勢をさらに強め、この問題についての立場を「非常に明確にした」と繰り返している
 中国外務省の趙麗賢報道官は金曜日、米国のロシアとの会談参加の申し出は「本気でも誠意でもない」と述べた。
 "いわゆる三国間の軍備管理交渉に対する中国の反対は非常に明確であり、米国もそれをよく知っている。しかし、米国はこの問題に固執し、中国の立場を歪めている」と趙氏は記者団に語ったと、AP通信が報じた。
 かつて冷戦時代の敵であり、現在も世界最大の核保有国である米国とロシアは先月末にウィーンで会談し、2010年に合意され、2月に期限が切れる予定の新START条約の延長に向けた作業を開始した。
 新STARTでは、米国とロシアが保有できる核弾頭の数を1550個に制限し、弾頭を発射できる兵器の配備を規制するなど、いくつかの条件を設定している。協定はまた、年18回の現地査察を特徴とする検証プログラムを創設する。
 トランプ政権は米露に次ぐ3番目の核弾頭量を持つ中国の参加を求めてきたが、北京は不動の反対を貫いてきた。

China turns down nuclear arms control talks with US and Russia | TheHill

相互の核査察がいやなのだろうと推測は出来ますが、やはり中国は核兵器を使用する意欲は高いというのが、核削減交渉に乗らない最大の理由ではないでしょうか。