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中国共産党が絶対に聞きたくなかった「私は台湾人」

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 意外と大国よりも小国の方が今後の趨勢をよく理解しているものです。ですから、今回のチェコの行動は後々評価されることになるでしょう。

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台湾訪問中のチェコのビストルチル上院議長は1日、台北市立法院(国会に相当)で約45分間演説し、台湾の民主主義をたたえた上で「私は台湾人」と強調、台湾への支持を表明した。外交関係のない国の議会議長が台湾の立法院で演説するのは初めて。

 ビストルチル氏は演説の冒頭、今回の台湾訪問はチェコの上院で96%の支持を受けたと説明。中国が訪問に反発していることを念頭に「世界各地の議会は、民主主義の原則と自由の精神を守らなければならない」と強調した。その上で「国会で作る法律は人々を守るためのものであり、人々の自由を制限するものであってはならない」と語った。

 ビストルチル氏は、ケネディ米大統領が東西冷戦時代の1963年、共産主義体制による脅威の最前線にあった西ベルリンでの演説で「私はベルリン市民」と訴え、支持を表明したことに言及。「私も自分の形で台湾への支持を表現したい」と述べた後、中国語で「私は台湾人」と訴えた。

 この言葉に立法委員(国会議員)らは総立ちとなり、議場では大きな拍手が約1分間鳴り響いた。野党「時代力量」の王婉諭氏は地元メディアに対し、「その場にいたすべての人が議長の言葉に感動した」と説明。共産主義体制から民主化したチェコの歴史を踏まえ、「チェコは台湾と同じように自由と民主主義を求め長年努力してきた仲間。これからはさらに結束を固くして民主主義の価値観を一緒に守りたい」と話した。

 立法院長(国会議長)から勲章を授与されたビストルチル氏は演説後、記者団に対し、今回の訪台の目的として「経済界の交流と協力を深化させること」「同じ価値観を持つ台湾との議会外交を展開すること」を挙げたほか、「チェコの主権と独立性をアピールすることも訪問目的の一つだ」と明らかにした。「民主主義国家はほかの国の指図を受けるべきではない。特に非民主的な国家の命令に従う必要はない」と中国を暗に批判した。

 ビストルチル氏は3日に蔡英文総統と会談する予定。チェコの訪問団一行は上院議員や経済界関係者、学術文化関係者ら約90人で構成されている。」

「私は台湾人」 チェコ上院議長の演説に立法院喝采 - 産経ニュース

 この手の発言は最初にいった者勝ちなので、今回はチェコ外交の代金星と言うことになるでしょう。この発言一つで、中国が人類にとって滅びるべき国家であることが明示されてしまいました。誰もが肯定せざる得ない内容なのです。しかし、この発言は中国共産党体制を根本から否定する発言な訳で、中国側は激しく反発しています。

「中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は1日の記者会見で、チェコのビストルチル上院議長が台湾の立法院(国会に相当)で演説したのを受け、「中国の厳正な立場と深刻な懸念を正視し、14億の中国人民による自らの主権と安全を守るという断固たる意志を決して見くびらないよう望む」と猛反発した。」

チェコ議長演説に中国猛反発「主権守る意志を見くびるな」 - 産経ニュース

それでもチェコと戦争するわけにも生きませんし、どのような嫌がらせをするのでしょうか。この種の事件が起きるのは国が滅びる時と相場は決まっています。中国がない世界ももう間もなく目にすることが出来ると思うと楽しみです。