全ての全体主義国家への弔鐘
残っているか自信がなかったのですが、この曲のPVはのこっていましたね。スティングのRussiansです。習近平の中国もプーチンのロシアもこの曲をゆっくり聴いて今後中国とロシアがどうなるか考えてみれば良いのですよ。
ソビエト・ロシアがなぜ崩壊したのかを中国とロシアは今一度想い起こすべきなのです。自分たちはそうならないと考えるのは傲慢でしょう。プーチンは憲法を改正し当分大統領職に留まることが確保されると、早速反体制派政治化を毒殺しようとしました。こんな事をするのなら、ロシアは民主主義国とは呼べないでしょう。
中国と言えば、前提からして民主主義国ですらなく、自国民の一部である新疆ウイグルの人たちをこの世から消滅させようとしています。ほぼ消滅させられたのがチベットでしょう。
先日チェコの使節団が台湾を訪問し上院議長が「私は台湾人だ」と発言した事をエントリーに挙げましたが、この話には実は前段がありました。
「チェコテレビの4月26日の報道によると、クベラ氏の娘は取材で、父親が1月14日に大統領府で開催された新年の食事会に参加してから、別人かのようになり無口になったと述べた。クベラ氏の未亡人ヴェラさんも、夫はその夜の帰宅後、今までなかったような動揺ぶりだったと述べた。
1月17日、クベラ氏は中国大使館の旧正月新年の宴会に招待され、駐チェコ中国大使・張健敏(チャン・ジェンミン)との会話で圧力をかけられた。張大使は、もしクベラ氏が台湾への訪問を決行すれば、自分が中国政府より解任されると言った。
未亡人のヴェラさんはチェコのメディアにその面会について説明する際に、クベラ氏は中国代表と「非常に不愉快な対談」を行ったと述べた。その後、クベラ氏の遺品を整理する際に、家族はスーツケースに中国大使館とチェコ大統領府からの2通の手紙が入っているのを見つけた。どちらの手紙も、2月の台湾訪問をキャンセルするようクベラ氏に脅迫した。この2通の手紙がクベラ氏の突然死の原因であるとヴェラは信じている。
報道によると、クベラ氏は親中派のゼマン大統領から中国大使館が書いた手紙を受け取った。中国大使館は、もしクベラ氏は台湾訪問をしたら、自動車メーカーのシュコダ・オート(Škoda Auto)やピアノメーカーのペトロフ(PETROF)、金融会社のホームクレジット(Home Credit B.V.)などの中国市場と利害関係のあるチェコの大企業が代償を払う事になると脅迫した。
4月28日、ヴェラさんはチェコ『iDNES』紙の独占取材に対し、テレビでの告発を再び行った。さらに、「共産党支配の時代でも私は目標を達成したから、民主主義の時代に誰も私を止めることができない」とクベラ氏が言っていたことから、台湾訪問の意向は固まっていたと強調した。クベラ氏の娘は、「私は父を誇りに思っている。父は終始、立場を変えていない」と述べた。
中央通訊社の4月29日の報道によると、中華民国総統蔡英文氏は、同日の新北市の視察で取材を受けた。蔡総統は、今回の疫病で、中国共産党政権が様々なところで、台湾を支持し声を上げる人々に圧力をかけている事を国際社会はますます認識しており、これらの圧力は最終的に成功する事はないと信じていると述べた。」
元チェコ上院議長が突然死 中共大使に脅迫されたか | 看中国 / VisionTimesJP
クベラ氏の死が中国によるものかどうかは現段階ではわかりません。しかし、チェコの多くの人が中国がやったと考えているであろう事は容易に推察出来ます。プーチンもそうですが、外国でこの種の暗殺を行ったとすれば、国家としての正当性を問われることになるでしょう。つまり、その国家は滅びるであろうと言うことです。全ての圧政に崩壊を!全ての全体主義国家に自滅を!とつい独りごちてしまいました。
なお、スティングと言えば、ソロの時代も名曲は多いのですが、ポリスが良いですね。
若い頃のスティング(中央)はそれは渋かったものです。しかし、ソロに移ってからその渋さが増しています。映画「レオン」の主題歌である