FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

あえて台湾に接近するチェコ

新しいチェコ・古いチェコ 愛しのプラハへ 最新版 (旅のヒントBOOK)

チェコのような東欧の小国が、米中の対立が深まっている時期に台湾に接近するのはおもしろい流れですね。

 「(台北中央社チェコビストルチル上院議長が6日、中央社の単独インタビューに応じ、今月末に約90人の代表団を率いて台湾を訪問すると明らかにした。

インタビューはテレビ電話方式で行われた。同氏によると、代表団には上院議員のほか、科学者や企業家なども加わる。

一行は8月29日、台湾のチャーター便でプラハを出発し、9月5日にチェコに戻る予定。滞在期間中は蔡英文(さいえいぶん)総統と面会するほか、台湾と協力して人工知能(AI)や宇宙航空、廃棄物処理などに取り組む可能性を探るという。

チェコ側が中国の反対を押し切って行う今回の台湾訪問。代表団のコロナ感染対策にも関心が集まる。ビストルチル氏によれば、メンバー全員が出発前、2週間の自主隔離をする上で、2回のウイルス検査を受けることになる

世界保健機関(WHO)の発表によると、7日現在、総人口約1100万人のチェコ新型コロナウイルス感染者が計1万7740人で、死者は390人となっている。」

チェコ上院議長、8月末に台湾へ 90人規模の代表団率いる | 政治 | 中央社フォーカス台湾

入国に関してはかなり厳しい条件が課されるにもかかわらずチェコの代表団がこの時期に台湾を訪れるのは、小国ながら、米中対決の結果は見えていると言う判断からでしょう。台湾にはェコのような東欧の小国が、米中の対立が深まっている時期に台湾に接近するのはおもしろい流れですね。台湾にはTSMCと言う有名なファウンドリーがあり、半導体製造という意味でも台湾との関係は必須です。米中でどちらが負けるか気がついていないのは中国だけのようです。