FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

今後のスケジュール

詳説台湾の歴史 台湾高校歴史教科書

 いよいよ、オクトーバーサプライズを考える季節になりました。

  中国本土には「49年に国民党に入る」というフレーズがあるそうです。49年というのは蒋介石率いる国民党が中国本土から追い払われ、台湾に逃げた年です。ですから、この段階で中国共産党に協力することは、まさに負けると分かっている陣営に与するというのを「49年に国民党に入る」というのです。

 ですから、中国人も、米中が衝突すれば、中国が負けるということはわかっているのです。では、これからどのように負けていくのかを考えていきましょう。

先日、アメリカの厚生長官が台湾を訪問しましたが、次は、蔡英文総統の訪米への招待でしょう。今回は、途中で立ち寄ると言う形式ではなく、正規の招待に成るはずです。そこで、米国議会での演説、ホワイトハウス訪問で、そこで蔡英文総統がトランプ大統領に訪台の招待を要請します。その背後で実務者間で協議は進められることになるでしょうが、トランプ大統領が台湾を訪れると、その場で、台湾との国交回復を宣言、しかし、その際に中国との国交を断絶するわけではないと付け加えます。この段階で中国は米国との断交を真剣に考慮せざる得なくなります。というのも、台湾の国家承認を認めてしまえば、中国共産党は国是としてきた台湾併合を自ら認めたということになります。ですから、米中断交がはれて完成します。

 するとどうなるのか、アメリカと中国の国交がなくなるのですから、もう中国には大使館も領事館もおけなくなります。膨大な数の留学生やビジネスマンもすぐに本国に帰国を求められるでしょう。大笑いなのが、国連の中国の代表部も帰国することになるだろつと言うことです。米ソ冷戦期ですらアメリカとロシアは国交がありました。だから、国連安保理も開催出来たのですが、中国は参加出来なくなります。国際連合は従来の機能を停止することになります。

仮に戦争が起きないとしても、それだけ国際秩序が変化してしまうわけです。これがあと1年ぐらいで起きると予想されている未来予想図です。米中が断交する時、日本はどこにいれば良いのでしょうか。米中の真ん中という選択肢はあり得ません。