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戦争をしたくなかったトランプ大統領

米中「冷戦」から「熱戦」へ (WAC BUNKO 289)

 元大統領補佐官ボルトンは台湾独立を支持していました。という事は・・・・。

 「ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は2日、米ニューヨークの外国人記者協会(FPA)がテレビ会議形式で開催した座談会に出席し、「選挙で選ばれた政府を有する台湾のような国を承認しようとしないのであれば、国家承認の意義とは一体何か」と述べ、台湾を国家として全面的に認めるよう米国に促した

台湾に友好的な立場を一貫してとるボルトン氏。今年4月中旬にもツイッターで、「米国は台湾に全面的な国家承認を与えることを再考すべきだ」と訴えていた。

座談会でボルトン氏は、米国は台湾の官僚を招き、面会するというやり方によって、香港やウイグル族に対する抑圧への不満を中国に伝えるべきだと主張。実質的な効果がなかったとしても、「全てはこれまで通りにはいかない」という姿勢を各方面に伝えることができると述べた。」

ボルトン氏、台湾の国家承認を米国に呼び掛け | 政治 | 中央社フォーカス台湾

結局、台湾を国家承認してしまえば、そのまま中国との熱い戦いに繋がります。時期的に考えて、ボルトンが罷免されたのは、戦争にみすみす繋がるような政策を拒否したかったためでしょう。

 その代わりと言ってはなんですが、海外からの軍事需要に応えることで(つまりは海外に武器を売りつけることで)戦争を先延ばしにしようとしたのでしょう。

 しかし、イージスアショアの場合のように、まだ確実に使用出来るという訳ではない技術も売りつけられたのですから、これはストップして妥当であったと言えます。

 むしろ、ボルトンの暴露本が語っているのは、本音の所ではトランプ大統領は戦争をする気がないということでしょうし、そこら辺が米軍~嫌われているという事でしょう。

 ですから、トランプ大統領は次の選挙には敗北するかも知れませんし、当選したとしても、適当に都合を付けてペンス副大統領にポストを譲でしょう。いずれにせよ、トランプ時代はもうあまり長くないと言えます。