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中国と北朝鮮の蜜月

希望の日米新同盟と絶望の中朝同盟: フェイク・ニュースの裏側にある真実

 これまでにも何度も指摘しているように、いまや中国が北朝鮮の後見人になっています。金正恩亡き後、金与正だけでもやっていけるように指導しているのは恐らく中国でしょう。それに対して北朝鮮が感謝の意を表現しないはずがないのです。

 「 北朝鮮が20日、中朝首脳会談1周年を記念する論説を通じ、両国首脳間の「格別な」親交を強調した。新型コロナウイルスの流行と対北朝鮮制裁などで苦しい北朝鮮が露骨に親中の動きを見せている。
 朝鮮労働党機関紙の労働新聞はこの日、「社会主義の道で朝中親善は強固になっている」という題名の論説を通じ、昨年6月20日から2日間にわたり平壌ピョンヤン)で行われた金正恩キム・ジョンウン)国務委員長と習近平中国国家主席の会談に光を当てた。習主席は中朝修交70年を迎え中国最高指導者としては14年ぶりに北朝鮮を訪問した
 労働新聞はこの会談について、「伝統的な朝中親善関係を新しい時代の要求に合わせて昇華・発展し、両国最高指導者の間に結ばれた親交関係の強固さ、朝中関係の特殊性をいま一度誇示した歴史的事変となった」と評価した。続けて「金委員長と習主席の『厚い同志的信頼と格別な親交』は両国関係の堅固な礎石。2人の指導者が今年も何回も親書交換を通じてさらに密接で戦略的な疎通をした」とした。
 新聞は米中対立を呼んだ中国の香港国家安全法制定の動きに対する支持と連帯を伝え、中国もまた「敵対勢力の圧迫の中でも社会主義強国建設に向け奮闘するわれわれ(北朝鮮)の力強い闘争を積極的に支持している」と強調した。
 最後に「朝中親善関係は今後も変わることなく強固になり、発展するであろうし、両国での社会主義建設は絶えず上昇一路をたどるであろう」と付け加えた。
 これは北朝鮮シンガポールでの米朝首脳会談2周年である12日に李善権(イ・ソングォン)外相名義の談話を通じ「言葉ではわれわれとの関係改善を標榜(ひょうぼう)し、実際には情勢の激化にのみ狂奔してきた。実践のない約束より偽善的なものはない」として米政府とトランプ大統領を非難したこととは対照的だ。続けて李外相は「われわれは二度と、何らの代価もなしに米執権者に治績宣伝の種という風呂敷包みをあげないであろう」と警告した。米朝関係がふさがる中で北朝鮮が親中の歩みを通じ厳しい状況を打開しようとする意図があるものと解釈される。」

中朝首脳会談1周年迎えた北朝鮮、露骨な親中の動き…「香港国家安全法支持」 | Joongang Ilbo | 中央日報

 まあ、これで北朝鮮が中国の強い影響力の下にあることは事実として認めても良いでしょう。従って、今後の北朝鮮の動向も中国の意思をはんえいしているか、中国の承認を得た行為と見なすべきです。現在の韓国との関係悪化もその一環であるはずです。

 このままでは、いずれ北朝鮮が韓国を併合すると言う将来も予見出来る訳ですが、その瞬間中国も北朝鮮を侵攻する可能性を考えておかねばなりません。基本は米中関係ですが、台湾が絡む時には朝鮮半島も動くと想定しておきましょう。