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いわゆるやくざより怖い人民解放軍

 

仁義のはらわた

映画の中のやくざであれば、組を辞める際には「指を詰めろ」ということになるのでしょうが、人民解放軍は恐ろしいです。

 今に始まった話ではないのですが、人民解放軍から足抜けすることは総統困難なようです。

「 中国人民解放軍の英語サイトにこのほど、入隊後間もなく除隊したいと申し出た大学生に対する厳しい処分の内容が掲載された。
 除隊したいと申し出たのは、中国南部・海南省の大学生。人民解放軍の英語サイトによれば、懲罰としてこの大学生は、海外渡航のほか、中国国内での飛行機や長距離列車またはバスを使った移動、不動産の購入、ローン契約や保険の加入、事業の開業、大学や中等教育機関への入学などを2年間禁止される。
 さらに、政府機関や国営企業には、非正規雇用も含めて一生就職できなくなる
 金銭面でも、4000ドル(約43万円)相当の罰金支払いに加え、交通費や生活費、医療費などを含む3750ドルを軍に返済する必要がある。
 大学生の行為と懲罰の内容は、テレビや新聞、ソーシャルメディアなどに掲載される。
 こうした懲罰の対象となる兵士は、数は少ないものの、この大学生に限らない。CNNが中国のメディアを検索した結果、過去数年で20人以上の元兵士が名指しされ、氏名を公表されているのが見つかった。」

CNN.co.jp : 人民解放軍を辞めたらこうなる――過酷な処分内容を公表 中国

日本でもいざ戦争となれば、前線を忌避する自衛隊員も幾分かは出るでしょうが、このようにがんじがらめにしている軍隊であればあるほど、日本の自衛隊や米軍に歯が立たないという事が明らかになれば、数をどれだけ備えようと瓦解するでしょう。しかし、逆に言えば、これだけ縛り付けておかなければ、軍を抜ける若者が多く成りすぎて困るのでしょう。やっぱり人民解放軍は張り子の虎ですね。最初の一撃で完全な勝利を収めれば、内部から崩壊することでしょう。だからこそ、最初の一撃が重要なのですが。