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バフェット氏「世界は変わった」

株で富を築くバフェットの法則[最新版]---不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法

このニュースはショックでしたね。

 「著名投資家ウォーレン・バフェットは2日、自身が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N)の年次株主総会で、航空業界にとって「世界は変わった」と述べ、保有していた米航空株を4月に全て売却したことを明らかにした。

 バークシャーの年次報告書や当局への届け出によると、同社は2019年末時点でデルタ航空(DAL.N)の株式11%、アメリカン航空(AAL.O)株10%、サウスウエスト航空(LUV.N)株10%、ユナイテッド航空(UAL.O)株9%を、それぞれ保有していた

 バフェット氏は、ライブ配信された株主総会で、航空業界の見通しは急変したとし、「大幅な損失を出しても売却することを決めた」と説明。「将来的に資金を食いつぶすと予想される企業に資金は出さない」と述べた。

 4社の株式取得にこれまでに70億─80億ドルを投じたと明らかにし、「間違いだった」と述べた。

 航空業界については「需要が実質的に干上がり、打撃となっている。米国では空の旅は基本的に止まっている」とした。」

バークシャー、米航空株全て売却 バフェット氏「世界は変わった」 - ロイター

 需要がなくなった業界の企業の株を持っていても仕方がないという事に尽きます。しかし、航空業界がだめと言うことはホテル・観光関係も全てだめということになります。つまりj-reitも軒並みだめと言うことでしょう。航空協会がだめと言うことは当然その燃料の原油関連もだめということであり、とくに米国のシェール企業もだめになるということになります。とすると彼らが発行するジャンク債をCLOとして大量に購入している日本の金融機関はどうなるのかということになりますね。ですから、CLOショックの後で銀行株を買うのはありかも知れません。相場はまだまだ下がりそうです。怒濤の勢いで株式がどっと下がることがこれから生じることになりそうです。