中国がサイバー攻撃の餌食に
あの中国がサイバー攻撃を受けるとは、驚きです。
「新型コロナウイルスの感染が中国以外でほとんど広がっていなかった年明けの段階で、ベトナムのハッカー集団が中国の当局者を標的とする攻撃を開始していたと米ファイア・アイが報告書で指摘した。
サイバーセキュリティーを手掛ける同社でサイバー空間のスパイ活動を分析するベン・リード氏は、攻撃が1月6日から4月に入っても続き、攻撃の手口がベトナム政府のために活動するハッカー集団「APT32」に似ていると分析。狙われたのは、中国の応急管理省と武漢市政府だという。
ベトナム外務省はこの報告書は「事実無根」だとし、「ベトナムは組織や個人に対するいかなる形のサイバー攻撃も禁じている」との報道官談話をオンライン上に掲載した。中国外務省にコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。
サイバーセキュリティーの専門家らは、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に関する情報を得ようとするハッカーから中国政府当局者や在外公館が繰り返し攻撃を受けていると指摘している。
リード氏は中国と国境を接するベトナムも攻撃に恐らく関与していたはずだとした上で、「いかなる隣国も中国で何が起きているか心配する必要がある」とコメントした。」
コロナ情報狙う対中ハッカー攻撃、ベトナムからか-ファイア・アイ - Bloomberg
少なくとも今年の初めには周辺各国にとって武漢の肺炎は脅威であったことがわかります。日本政府は何をしていたんでしょうね。ベトナムが中国を攻撃するというのも、報じられたのは、珍しいと思います。ベトナムと中国が本音では友好国ではないらしいことが確認できただけでも、良いニュースであったといえます。