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訓練はあきらめない

ウルフパック 在韓米軍のオシュコシュ M1240A1&M1277A1 (和訳付) WOLWPB1004

 ここに来てエスパー国防長官から意味深な発言がなされました。一旦は朝鮮半島から撤退するのかと思っていましたが、やはり戦略的にまずいという判断が下ったのだと思います。

 「 マーク・エスパー米国防長官が2日(現地時間)、「金正恩キム・ジョンウン)委員長の今後の行動により韓米軍事合同演習の再開を検討するだろう」と話した。彼は「今後数カ月の事態展開によって様子を見守るだろう」としながらこのように話した。米高位当局者が北朝鮮大陸間弾道ミサイルICBM)の挑発を再開する場合、合同演習の再開を検討すると明らかにしたのは初めてだ
 エスパー長官の発言は金正恩委員長が北朝鮮労働党全員会議で「衝撃的な実際の行動に移る」とし、「世の中がまもなく新しい戦略兵器を目撃することになるだろう」と威嚇したことを受け、交渉への復帰を促しながら出てきた。韓国国防部が「今年も非核化に向けた外交努力を支援するために調整施行するという立場に変わりはない」と明らかにしたことと違う雰囲気の発言だ。
 エスパー長官はこの日、MSNBCとのインタビューで今は韓国と合同軍事演習を再開する時ではないのかという質問に「それは確かに金正恩氏の次の行動にしたがって様子を見守るべきこと」と話した。ジョン・ボルトン前国家安保補佐官が前日「米国は韓国で取り消したり縮小したりしたすべての軍事演習を完全に再開しなければならない」と主張したことから北朝鮮ICBM挑発の条件付きではあるが肯定的な趣旨で答えたものだ。
 彼は「われわれが外交の門をずっと開いておくために演習を縮小したのは事実であり、私はそれが正しい方法だと考える」とし「いかなる形や形式でもわれわれが北朝鮮と戦って勝利できる根本的な能力にいかなる影響も及ぼさなかった」と強調した。同時に「だが、今後数カ月間現地で事態がどうなるかを見てわれわれがそれ(演習の再開)を考えることになるだろう」と繰り返した。
 ドナルド・トランプ米大統領金正恩委員長との間の2018年6月シンガポール首脳会談合意で北朝鮮が核実験と長距離ミサイル発射試験を中止する代わりに大規模の合同軍事演習を実施しないことにした。それから韓米は演習「キー・ リゾルブ」「フォールイーグル」および「ビジラントエース」を相次ぎ取り消した。エスパー長官の発言は北朝鮮ICBMを発射する場合、18カ月間持続してきた核・長距離ミサイル猶予と大規模演習中断の合意が公式に破棄されると警告したわけだ。
 これに先立ってトランプ大統領は先月31日「彼は約束を守る人」と合意の維持を強調した。マイク・ポンペオ長官も同日、CBSとのインタビューで「金委員長がトランプ大統領との約束を破れば、それは深い失望になるだろう」とし「トランプ大統領が大規模(韓米合同)軍事演習を実施しないことで合意する見返りで約束し、われわれは約束を守ってきたので彼も約束を守るという希望を持ち続けている」と話した。
 エスパー長官はこの日「一歩退くのが重要だ」として北朝鮮の挑発自制を求めた。彼は「2年前の2017年秋、私が陸軍長官だった時代に紛争の道に向かっていたし、韓半島朝鮮半島)の戦争の可能性を備えていた」として「大統領の直接外交と金正恩委員長との新しい計画で、われわれはその代わりに核実験と長距離試験の中止、モラトリアムを見た」と話した。
 また「現在、私たちは北朝鮮が外交のテーブルに復帰するよう促しており解決方法を探ることができると信じている」として「北朝鮮を確信させる最善の方法は政治的な合意を通した韓半島の非核化」と繰り返して強調した。」

米国防長官「金正恩氏がICBMを発射すれば大規模合同演習の再開を検討」 | Joongang Ilbo | 中央日報

 金正恩の立場からすれば、これ以上国内の反発を抑える手段が内ので、ミサイル実験再開という流れだったと思うのですが、これで北朝鮮国内における金正恩暗殺の可能性はこれまでになく高くなったと見るべきでしょう。スレイマーニ将軍への攻撃を目にすれば、恐らくミサイルを発射する気力も削がれたことでしょう。これで金正恩はおしまいでしょう。万事休すですね。