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次が読めない香港情勢

香港 返還20年の相克

 これは記者の方から最近伺った話ですが、Breitの真意は外交関係の再構築が目的という話もあるようです。

  つまりメルケルとともに沈むEU圏を離れてアジアに力点を動かすということのようです。確かに人口の点だけ見ても、インドネシアやインドというマーケットを考えるならば、もう少し身軽になっておきたいという意図は理解できます。その際に最大の障害になるのは中国の存在でしょう。

 この文脈を抑えておくならば、今回の香港の動乱は中国との関係を決定的に悪化させることになるでしょう。

香港のイギリス領事館の元職員が、香港で政治不安をあおったとされ、中国で拷問されたとBBCに語った

香港市民のサイモン・チェン氏(29)は、英政府職員として2年近く勤務した。今年8月に中国本土に旅行した際、15日間拘束された。

「手足を束縛され、目隠しをされ、頭に覆いをかぶせられた」とチェン氏は言う。

チェン氏は、殴打され自白を強要されたと主張している。英政府関係者は、その主張は信用できると話す

私たちの取材を受けた後、ドミニク・ラーブ外相は、中国の大使を呼んだ。

「我々は、チェン氏が中国本土で拘束中に受けたひどい扱いに憤慨しており(中略)中国当局が調査し、責任者の責任を問うよう期待していると明確に伝えた」と、ラーブ氏はBBCに話した。

中国外務省の報道官は20日、外相の呼び出しに応じるつもりは「まったくなく」、むしろ「中国政府の憤慨」を伝えるためにイギリス大使を呼び出すつもりだと、BBCに話した。」

「中国で拷問された」 一時拘束された香港の元英領事館職員が証言 - BBCニュース

 中国は今自国が何をしているのか全く自覚がないのでしょう。いずれにせよ、今回の香港の問題が悲惨な形で終幕を迎えれば、その時に中国の国際的新y法はゼロになっていることでしょう。安倍政権は本当に来年習近平を招へいするのでしょうか?外交音痴もほどがあると思います。