北朝鮮は一方的核放棄の意思なし
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「 金正恩総書記と会談したロシアの高官によれば、北朝鮮の指導者は、北朝鮮が、非核化のための一方的な措置を計画しておらず、代わりにすでに米国への対応を待っていると述べたとのことだ。
クレムリンの体制派であり、ロシア上院議長のバレンティーナ・マトヴィエンコ氏は、土曜日に平壌で北朝鮮の指導者と会談した。
RIAの報道によれば、マトヴィエンコ氏の発言として、金総書記がドナルド・トランプ米大統領に関する発言に関して丁重かつ外交的だったと報じている。また、北朝鮮に対する米国の制裁措置を弱める中で、ロシアの支援を期待していると述べた。」
North Korea leader says ball is now in U.S. court: Russian official who met him | Reuters
先にもお伝えしたように、ロシアの北朝鮮への影響力は健在です。ドパルデューの返礼として、今回のロシア上院議長との会談もセットされたとみるべきでしょう。
内容は、想定されていた通り、アメリカ側が譲歩しなければ、非核化は行わないというものでした。現在は、中間選挙の真っただ中で、しかも、トランプ大統領が劣勢ですから、北朝鮮まで火の粉が飛んでこないと金正恩は油断しているのでしょう。
しかし、改めて、北朝鮮に一方的な核兵器放棄の意思がないことが明らかになったのですから、中間選挙が終われば、自動的に戦争モードに移行することでしょう。
2017年度との比較でいえば、2019年度は、北朝鮮が核弾道ミサイルの基本的な技術はマスターしていると考えられるために、いきなり緊張度の高い展開となりそうです。ことと場合によれば、いよいよ日本人の犠牲者も生まれるかもしれません。座間や厚木、それに横須賀は危ないかもです。