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ウイグル問題で、新たな対中制裁か

ウイグル新鋭詩人選詩集 芽生えはじめる言葉たち

 アメリカの対中姿勢は本物です。

 「 ニューヨーク・タイムズ紙によると、トランプ政権は、ウイグル人や他のイスラム教徒の少数派グループのいわゆる治療に対応して、中国の関係者や企業に対する制裁措置を検討しているという 。
 報道関係者は、現政権と旧当局者が、ホワイトハウス財務省国務省で数カ月間、人権問題に関する制裁について何度も議論していると述べた。
 米国は、経済制裁に加えて、ウイグル人を監視するために中国の機関が使用する米国の監視技術の販売制限を検討している、とニューヨーク・タイムズ紙が報じた。
 潜在的な動きは、8月下旬の議員がマイク・ポンペオ国務長官とスティーブン・ムニューシン財務長官に複数の中国当局者に対する制裁を求める書簡を送った後である。
 新聞によると、今回の制裁が実施された場合、人権侵害に基づいてたトランプ政権による中国への初の制裁となる。
 国連のパネルは、先月、新疆ウイグル自治区西部の再教育キャンプで中国政府が200万人ものウイグル人を拘束し、共産党への忠誠を誓わせたという信用できる報告書を出したという。
 中国の高官は、国連のパネルに対し、「完全に真実ではない」と伝え、キャンプの背後にある論拠に異議を唱え、人種差別撤廃に関する報告書を却下した。
 制裁の議論は、米国と中国の間の緊張が高まっている時期に発生している。
 両国は、数十億ドルの関税を課している貿易紛争が一層激化している。トランプ大統領は金曜日に、すでに表明していた2000億ドルに加えて、中国製品に対する関税で2億6700万ドルを課す用意があると約束していた。
 トランプ氏はまた、中国と北朝鮮との関係について、最近数カ月間、不満を表明している。大統領は、中国が朝鮮半島の非核化努力を妨害していると示唆している。」

Trump admin mulling sanctions on China over Muslim internment camps: report | TheHill

 もう、中国とは仲良くする気は全くないということがよくわかる制裁案です。おそらくは実現されることでしょうが、中国側の反発も徐々に激しくなることでしょう。

 ただ、現状でいえば、サウジアラビアアメリカの有力な同盟国として台頭していることを考慮すれば、中国でイスラム過激派のテロが発生する可能性も考慮せねばならないかもしれません。