FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

ロシアによる光学迷彩が完成か

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 (セル版) (映像特典付)

 もう後数年もすれば、攻殻機動隊は実現するのでしょうか。人間の擬体化は無理だとしても、光学迷彩は実現しそうです。見えない兵士、戦車などが登場すれば、戦争のあり方は激変するでしょう。

  「新兵器開発に力を入れるロシアの防衛大手が、カメレオンのように周囲の環境に合わ色を変えられる軍事用コーティングの技術を新たに開発した。
 ロシア国営ロステックのセルゲイ・チェメゾフCEOは7月17日、新素材でコーティングした「見えないヘルメット」の開発に成功したと発表。将来的には戦場の兵士や戦車を敵の目から隠すことも可能だという。
 「当社の目的は、兵士の身の安全を守り、装備を技術的に強化すること。その最新作が、背景に合わせて色を変化させられるコーティング技術。近く行われる展示会で実演する」、とチェメゾフはロシア国営タス通信に語った。「敵の目を欺くための理想的な擬態法だ
 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2008年かそれ以前から、軍事力の近代化を加速させてきた。アメリカとの軍事格差を埋めるために新型のハイテク兵器も次々と開発している。ハリー・ポッターのような「透明マント」技術もその一つ。
 ドナルド・トランプ米大統領は先の米ロ首脳会談で両国の関係修復を試みたが、安全保障分野に関しては互いに疑念を抱いたままだ。アメリカのほうでは、ロシアは2016年の米大統領選に介入してトランプ勝利を手助けした「ロシア疑惑」がくすぶっている。
 一方ロシアは、欧米の軍事同盟であるNATOアメリカが多大な軍事力を投じてロシアとの国境地帯に戦力を配備したことが、自国の安全保障への脅威になっていると主張。ロシアも国境地帯の戦力を増強し、世界最高水準のミサイル防衛網もかいくぐる核弾頭搭載可能な新型ミサイルも開発した。
 「透明マント」技術の実用化が米軍どこまで進んでいるかは軍事機密だが、開発競争は盛ん。NATOは、トルコで開発された特殊な生地を使って、敵から身を隠せる迷彩服の開発に着手している。肉眼からは隠れられないが、着用した兵士の熱を分散させて熱感知センサーやレーダー探知機から身を隠すことができる
 米ウィスコンシン大学マディソン校の開発チームは6月、人体などが発する赤外線を隠すことができる超薄型の「ステルスシート」を開発したと発表。またカナダのハイテク企業「ハイパーステルス」は、周囲に溶け込んで姿が見えなくなる「光学迷彩」技術を使った「量子ステルス・マント」を開発している。」

ロシア、兵士や戦車を隠す「透明マント」を開発 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 ロシアだけでなく、アメリカやNATO光学迷彩の開発に取り組んでいることがわかります。この中ではやはりアメリカが一番進んでいるようにも見えます。

 こうした光学迷彩と電子化・無人化が進めば、現在の兵器システムは激変することになるでしょう。F35もよいですが、日本も早めに先端技術の開発に取り組まなければならないでしょう。

(オマケ)米軍はイラク戦の時に既に光学迷彩を使用していたようです。

www.youtube.com

 ただ、この映像の戦車も後ろに見える兵員輸送車も米軍の者なので、この光学迷彩を使用している人間が果たして米軍関係者なのか、すこし疑問は残ります。