海兵隊トップ、戦争が近づいていると断言
このところ海兵隊は、朝鮮有事に備えて訓練を強化しています。朝鮮半島に何かがあればすぐに海兵隊が出動することになります。ですから、「戦争が近づいている」といわれるとどきっとしますね。
「海兵隊司令官のロバート・ネラー将軍は,木曜日に、「戦争が近づいている」と述べ、準備をするように求めた。
ノルウェーを訪問したネラーは「私が間違っていることを希望する。しかし、戦争は近づいている。」と現地に駐留する海兵隊に告げた。「諸君はこの地で戦っている。諸君が駐留していることによって、情報戦争、政治戦争を遂行しているのだ」とネラーは付け加えた。
司令官は,ロシアと太平洋地域が最初の主要な紛争地になると指摘し、将来「どでかい戦闘(big-ass fight)」が起きることを予測した。
「覚えておいて欲しいのは、なぜ諸君がここに駐留しているかと言うことだ」と、ねらーは述べた。「彼らは見ている。諸君が彼らを見ているように。彼らは諸君を注視している。我々はこの地に300名の海兵隊員を駐留させている。これは、一夜にして3000名まで増援可能だ。我々はバーを上げることが出来る」
ネラーの訪問は、ロシアとNatoの同盟国の緊張が高まっている中で実施された。ノルウェーが2018年末までに米軍の新たな部隊を駐留させると決定した後で、ロシアはノルウェー近隣諸国に、米軍の駐留は関係悪化につながると警告している。
アメリカ政府は、海兵隊がノルウェーに駐留しているのは、ヨーロッパのNATO加盟国との関係を強化し、寒冷地における戦闘訓練を行うためだとしている。
兵士との質疑応答で、ネラーは、この数年は中東で戦闘が行われていたが、今後は東欧に移る可能性があると述べている。そして、ロシアのウクライナやジョージアとの紛争を例に出している。
月曜日には、トランプ大統領は新たな国家安全保障戦略を明らかにして、ロシアと中国によるアメリカの国益に対する脅威に焦点を当てている。」
Top Marine general: 'There's a war coming' | TheHill
微妙に朝鮮半島がスルーされている興味深い記事です。いずれにせよ、東欧、中東では戦争が起こる寸前であるということを米軍も認めた形になっています。
東欧と言ってもぴんとこないかも知れませんが、既にロシアは核搭載可能なミサイルをカリーニングラードに配備しています。実戦経験や技術水準の点でも北朝鮮など足下にも及ばないのです。ですから、英国がしきりに日本に接近するのも当然なのです。