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首席補佐官,辞任せず

 産経新聞までもが、ホワイトハウスのケリー首席補佐官の辞任を記事にしていました。しかし、これには疑問がありました。

  ケリー補佐官でなければ、誰が首席補佐官を務めるのかという問題です。これは個人的な感想ですが、ケリー補佐官は中東の戦争で息子の一人を失っており、いつも暗い影を感じさせる人物です。にもかかわらず、首席補佐官という外部から非難されることはあっても賞賛されることは少ない役職で懸命に努力しているのは、国家に対する忠誠心、つまりは海兵隊魂ということなのでしょう。

 ケリー補佐官は,おそらくは政治的野心も持っておらず、それがかえってぶっきらぼうな発言としてメディアで叩かれる原因となっています。

 それでも、今回、ブルームバーグがケリーは辞任しないと伝えています。

「大統領顧問のケリーアン・コンウェイ氏は、ABCの番組「This Week」において、「トランプ大統領は現在の職員のチーフに完全な自信を持っている」と語った。コンウェイは土曜日に彼女がトランプと話したと述べた。 "彼は積極的に代替品を探していない"と彼女は言った。

  退役した海兵隊長のケリー氏は、ホワイトハウスのスタッフ秘書のロブ・ポーターの2人の元妻が、彼の虐待を訴えていたこと,そのためにポーターへのセキュリティ・クリアランスが滞っていたことを知っていた。

  ケリーはまた、2月8日に妻の告発が2月6日に報告された後、2月8日にホワイトハウスを辞めたポーターを養護した。(以下略)」

Top White House Aides Assert Trump’s Confidence in Kelly - Bloomberg

 今回は部下のドメスティック・バイオレンスの問題を知っていたのに対応しなかったというのが,ケリー非難の大きな理由となっています。それでも、部下のDV疑惑まで相手ができないというのが率直なところではないでしょうか。DVがたいしたことはないという気はありませんが、ケリー補佐官には少しだけ同情してしまいます。