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トムとジェリーではなくて、ネズミが猫を倒す方法

 直前のエントリーで、金正恩君が追い詰められているという話をしましたが、彼にチャンスがないわけではないのです。とは言っても、地獄への片道切符なのですが。

まず、ペルシャ発の情報として次のようなものがあります。

「アメリカと韓国の合同軍事演習が開始し、空母ロナルドレーガンがこれに参加したことで、北朝鮮が、予想できないような時に、アメリカに対して想定不能な攻撃を行うと脅迫しました。

プレスTVによりますと、北朝鮮政府は朝鮮中央通信を通じて19日木曜に声明を発し、朝鮮半島の東160キロの海域を航行する、アメリカの原子力空母を第一の攻撃目標とするとしました。

韓国とアメリカの合同軍事演習は、16日月曜に始まり、今月26日まで行われます。

この演習に際して、アメリカの空母や戦艦、爆撃機が派遣されています。

こうした中、アメリカと北朝鮮の緊張が、アメリカのトランプ大統領の好戦的な態度により、これまでにないほど高まっています。

北朝鮮は、アメリカとその同盟国が、北朝鮮に対する軍事行動と脅迫を続ける限り、北朝鮮も軍事力と先制攻撃能力を強化しつづけると強調しています。」

北朝鮮、「アメリカに奇襲攻撃を行う」 - Pars Today

 イランというよりは、ペルシャといった方が落ち着きますね。どうでも良い話ですが。ここで重要なのは、「想定不能な攻撃」という文言です。想定不能と言うからには、ミサイルによる攻撃ではないということなのでしょう。

 そこで、気になるのが次のニュースです。

「【ワシントン=黒瀬悦成】米外交専門誌「ディプロマット」(電子版)は18日、米政府関係者の話として、北朝鮮が同国東部咸鏡南道(ハムギョンナムド)の新浦(シンポ)造船所で新型の弾道ミサイル潜水艦を建設していることが判明したと伝えた。

 同誌によると、新型潜水艦は米情報機関の間で「新浦C級」と呼ばれ、潜水時排水量が約2千トン、船幅は約11メートルと、北朝鮮がこれまで建造した潜水艦の中で最大とみられている。

 新浦C級は、北朝鮮が現在保有する「鯨(コレ)級」(新浦B級。潜水時排水量約1700トン)に続く、2隻目の弾道ミサイル潜水艦となる。鯨級は実戦配備されていないが、同国が開発した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星1号(KN11)」1発を搭載可能とされる。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」も先月末、新浦造船所で大型潜水艦を建造中の可能性があるとする、衛星写真の分析結果を発表。同サイトは、新型潜水艦は複数の弾道ミサイル発射管を装備することを想定している恐れがあるとの見方を明らかにした。

 北朝鮮が2隻目の弾道ミサイル潜水艦の建造を進めているのは、同国が将来的に複数の弾道ミサイル潜水艦の運用体制を確立し、米国から作戦行動中の位置を探知されにくくすることで抑止力向上を図っているものとみられる。」

 現在の所、北朝鮮は固形燃料式のミサイルの開発には成功していません。ですので、攻撃の準備をしている間に、先制攻撃を受ける可能性が極めて高くなっているのです。潜水艦から発射させる場合、そうした危険はある程度解消されます。日本近海から発射させることは出来ないでしょうが、たとえば黄海から北京や上海に向けて発射することは可能でしょう。また、米国の西海岸のロサンゼルスやサンフランシスコだけでなく、「想定不能」というからには,東海岸のニューヨークやワシントンDCを直接狙いに行くことも想定しなければなりません。