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これで北朝鮮は世界の敵に

 すごい、すごいですよ。これで北朝鮮は世界の敵です。もう弁解のしようがありません。米朝国交回復という金正恩の夢は吹き飛びました。そして、改めて、安倍首相とトランプ大統領の関係の強さが国連総会という国際外交の檜舞台で示されたのです。

 このニュースの第一報には度肝を抜かれました。

 産経新聞からです。

「【ニューヨーク=黒瀬悦成】トランプ米大統領は19日、国連総会で初の一般討論演説を行った。持論の「米国第一」を掲げつつ、北朝鮮の核・ミサイル開発問題などの世界的懸案への各国の連携を呼びかけた。

 トランプ氏は、北朝鮮核兵器や弾道ミサイル開発を追求し、「全世界に脅威を与えている」と強く非難。北朝鮮核兵器開発を停止しないのならば、米国は北朝鮮を「完全に破壊せざるを得なくなる」と強調した。

 また、弾道ミサイル開発に邁進する金正恩朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と揶揄し、北朝鮮は「自滅の道を歩んでいる」と述べた。

 トランプ氏は、全ての加盟国に対し、北朝鮮が「敵対的な態度」をやめるまで孤立化に向けた圧力をかけ続けるべきだと訴えた。

 また、中国やロシアが9月、国連安全保障理事会決議に賛成したことについて一定の評価をした上で、対北圧力の強化に協力するよう呼びかけた。

 一方、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを念頭に、「日本人の13歳の少女が拉致された。彼女はスパイの養成に利用された」と述べ、北朝鮮を厳しく非難した。

 トランプ氏はさらにイランについて、地域情勢を不安定化させる「残忍な政権だ」と非難。2015年のイラン核合意について「恥ずべきものだった」と述べ、合意見直しの可能性について示唆した。

 また、イスラムスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)などのテロリストが全世界を「破壊しようとしている」として、米国が過激派対策に一層注力する姿勢も示した。(後略)」

トランプ大統領、国連総会演説で北朝鮮の日本人拉致を非難 「13歳の少女を拉致した」(1/2ページ) - 産経ニュース

 それ以外にも、国連の拠出金問題で不公平感を訴え、中国には「南シナ海問題」で避難はしたものの、やはり焦点は、北朝鮮、それにイランでした。しかも、北朝鮮が世界の国際秩序の最大の敵として名指しされたようなものです。しかも、ここで横田めぐみさんの話をだすとは!もう、興奮が止まりません。北朝鮮はこれで完全に袋のネズミになりました。

 かといって北朝鮮が核開発、ミサイル開発をやめることはないでしょう。1年程度の時間を経て、国際的な緊張が高まっていくとみられます。